JR東日本のMaaSアプリ「Ringo Pass」、一般公開で大規模実証行う

JR東日本はの都市型 MaaS アプリ「Ringo Pass」を一般公開し、1月16日から実証実験を開始したと発表した。都内のタクシー事業者やドコモ・バイクシェアらと協業し、MaaS推進に取り組む。

JR東日本は、グループ経営ビジョン「変革2027」において、移動のための検索・手配・決済をオールインワンで提供する「モビリティ・リンケージ・プラットフォーム」を構築し、「シームレスな移動」「総移動時間の短縮」「ストレスフリーな移動」の実現を目指している。これまでにも、タクシーやシェアサイクルといったモビリティサービスの手続きをワンストップで行うため、実証実験を重ねてきた。今回発表した取り組みは、これまでモニター企業の従業員などを対象にしてきた範囲を一般向けに拡大し、これまでよりも大規模な実証を行うことを目的としたものだ。さらなる検証・改善を重ねることで、JR東日本はMaaS推進体制をさらに強化していく方針だ。

モビリティ・リンケージ・プラットフォーム
JR東日本 プレスリリースより

■ Ringo Pass アプリについて

JR東日本と日立製作所が共同で開発を進めているアプリ。鉄道やバスなどに乗車する際に利用するSuicaのID番号と、クレジットカード情報を登録することで、複数の交通手段(シェアサイクル・タクシー)をスムーズに利用することができる。

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