特集は今、人気急上昇のサウナです。特に本場フィンランド式を楽しむ人が増えています。冬の信州はまさに、うってつけ。外で楽しむサウナの醍醐味を、私が体験して来ました。
(重盛アナウンサー)
「長野県内有数の豪雪地・信濃町は野尻湖にやって来ました。こちらに冬でも楽しめる“あったかスポット”が去年オープンしたということで、早速、行って来ます」
野尻湖の畔から100メートルほど進むと見えてくるのが、去年2月にオープンした、「The Sauna」です。サウナの本場フィンランド式のアウトドアサウナが楽しめます。早速…。
(アナウンサー)
「脱ぎました。ものすごく寒いです。早速、ご案内いただきます、ザ・サウナ野田さんです」
The Sauna・野田雄一さん:
「これがサウナ小屋です」
(アナウンサー)
「暖かみのあるデザインですね」
The Sauna・野田雄一さん:
「一から全部作りました」
(アナウンサー)
「色々伺いたいですが、寒いので早速いいですか」
手作りのロッジの中は…。
(アナウンサー)
「暖かいですね。中は案外広いですね」
広さ6畳ほどの広々とした空間で日本でも数少ない、まき焚きのサウナを楽しめます。
The Sauna・野田雄一さん:
「サウナの本場・フィンランドは、まきで暖める、僕もやってみたいと」
(アナウンサー)
「まきの香りもそうですし、暖かさが暑いというより柔らかい、優しい暖かさ」
一般的な日本のサウナは100度ほどですが、フィンランド式はおよそ80度。入りやすいのも特徴です。
(アナウンサー)
「帽子は暑くないですか?だいぶ汗もかいてますが」
The Sauna・野田雄一さん:
「“サウナハット”と言いまして、サウナの中でかぶる帽子」
必要以上に頭を熱さないためにフィンランドなどでは、サウナハットを被ることが多いそうです。手ぬぐいなどでも代用できるということです。
じわじわと汗が出てきたところで、フィンランド式を楽しむ4つの手順を教えてもらいました。
The Sauna・野田雄一さん:
「フィンランド式サウナの特徴とも言える、“ロウリュ”を体験してもらいます」
【手順1・“ロウリュ”】
まずは、石に水をかけ蒸気の熱波を楽しむロウリュ。
(アナウンサー)
「(熱が)来ましたね、来ましたね」
【手順2・ウィスキング】
The Sauna・野田雄一さん:
「水自体に香りもすると思うが、これがシラカバの葉っぱ。フィンランドでは“ヴィヒタ”と言います」
このヴィヒタを使って…。
The Sauna・野田雄一さん:「これをウィスキングと言って、叩いて更に汗を出します」
水蒸気で温めたヴィヒタを体に打ちつけ、血行を促進します。
The Sauna・野田雄一さん:
「だいぶ温まったので、次の楽しいことに行きましょう」
(アナウンサー)
「さっき寒かったのに、今は全然寒くないです」
【手順3・水風呂】
サウナを15分間楽しんで、向かったのは水風呂です。
(アナウンサー)
「行きます!おー!気持ちいい!」
川の水が流れ込む、天然の水風呂の水温はわずか2度。
(アナウンサー)
「皮膚は刺すように冷たいです。でも芯から温まっているので、気持ちいいです」
【手順4・外気浴】
そして最後が外気浴です。
The Sauna・野田雄一さん:
「目をつむってゆっくり深呼吸」
(アナウンサー)
「え…、寝ちゃいそうになったんですけど」
自然の中でリラックス。これがフィンランド式アウトドアサウナの醍醐味です。
The Sauna・野田雄一さん:
「信濃町は自然の多い場所なので、信濃町のおいしい空気をリアルに感じられるのは、アウトドアサウナの魅力です」
サウナは血行を良くし疲労回復につながるとして近年、人気が上昇中です。愛好家は「サウナー」とも呼ばれ、サウナで味わえる爽快感を「ととのう」と表現しています。
こちらも全国から多くのサウナーが訪れています。楽しみ方は四季折々で、夏場には野尻湖を水風呂代わりにすることもできます。
東京から:
「感無量ですね」
「この視点から見ることがないので、すごくいい」
ただ、やはり醍醐味は冬。体をクールダウンさせるのは水風呂だけではありません。この時期にしか味わえないのが「雪ダイブ」です。今年は例年に比べ雪が少なく、この日は20センチほどでしたが…。
(アナウンサー)
「気持ちいいですね。体が温まっているので、寝っ転がると、ちょうどいいくらいです」
ピークになると、身長よりも高くなるほど雪が積もり、日常とは違う体験が待っています。
The Sauna・野田雄一さん:
「今の時期は雪や外気浴が気持ちいい時期なので、楽しみに来てください」
皆さんも新感覚のアウトドアサウナを体験してみてはいかがでしょうか?
(アナウンサー)
「ナイス “ロウリュ~”!!」