冬眠しないクマか!1月に小学生が目撃

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 クマが目撃されたのは、南陽市川樋の中川小学校から西に500メートルほど離れた市道近くの竹やぶ。警察の調べによると、9日午後3時半ごろ、小学1年の女子児童が歩いて帰宅する途中、クマ1頭を目撃した。クマは体長が約1・2メートルで、その後、現場から立ち去り、児童にけがはなかった。

 季節はずれのクマの目撃について、クマなど野生動物の生態に詳しい東北芸術工科大学の田口洋美教授は「冬眠しないクマが出てきているのでは。暖冬になってきて、冬の温度が落ち切らないのでクマが冬眠できない。もう一つ、食べ物を十分に捕食できなくなくて眠れずにいる」と説明する。5、6年前ほど前から全国で目撃されているという冬眠しないクマ。意識が朦朧としているため、攻撃性が高くなっているという。田口教授は「(県内の)他の地域でも目撃される可能性は高い。とても危険なクマなので絶対に近づかないこと」と警鐘を鳴らす。

 9日のクマの目撃を受け、中川小学校では10日朝、地域住民らが登校する児童に付き添い、見守った。南陽市立中川小学校の石塚良文校長は「クマが冬眠していないことも想定しながら、安全教育、指導を継続していく」と話した。県警察本部によると、ここ10年で1月にクマが目撃されたのは、これまで2013年の1件だけで県内では7年ぶりという。