ドラマ初主演のシシド・カフカ、共演の間宮祥太朗らとバンド構想も!

NHK総合で1月24日スタートの連続ドラマ「ハムラアキラ~世界で最も不運な探偵~」(金曜午後10:00)の試写会が行われ、本作がドラマ初主演となるシシド・カフカのほか、間宮祥太朗、中村梅雀が登壇した。シシドは「初めての主演で、それを務められているのか疑問ですが、素晴らしい作品なので、出演者の皆さんに支えられながら毎日楽しく撮影しています。ミステリーで何が楽しいのかなと考えると、人間のもろさや、普段は出てこない怖さを楽しむことができる部分だと思います。毎話登場するゲストの方々の心情を楽しみながら、ご覧になっていただければいいなと思います」と作品をアピールした。

同作は、ミステリー作家・若竹七海氏が20年以上にわたり描いてきた「女探偵・葉村晶シリーズ」をドラマ化。ミステリー好きの主人公・葉村晶(シシド)が、周囲の人々の助けを借りながら事件解決に奮闘する姿を描く。心を閉ざした葉村のキャラクターについては「台本を読んで一番最初にイメージしたことは、彼女は足癖の悪い女性なんだろうなということ。きれいに足をそろえて座らない。葉村のバックボーンを考えてみると、それが一番簡単に自分を強く見せる方法だったのではないかと思います」と分析。さらに、「私も音楽をする上で、男の人が多い中で自分をどれだけ強く見せるか、どれだけ大きく見せるかということに躍起になっていたこともあるので、そういう部分はキャラクターとつながるところもあるのかなと思っています」と共感する部分もあったことを明かし、「そんな葉村が(彼女が働く)『MURDER BEAR BOOK SHOP』の人たちと触れ合うことで、とげが抜けていく、丸くなっていく部分の表情や動作には気をつけています」と役作りについて語った。

ドラマのオリジナルキャラクターで、唯一葉村と対等に渡り合う警視の岡田正太郎を演じる間宮は「台本を読んで、謎に包まれた役柄だったのでどうなっていくのかなと思っていたら、最後の方でバックボーンが明かされるので、明かされたときに、『あれ、今までの芝居違ったな』ってならないように気をつけていました」と演じる上で気を配った点を話し、 さらに「カフカさんと2人の会話では、カフカさんが演じている声のトーンに合わせて演技するようにしました。岡田のキャラクターが、相手のトーンや会話のテンポに合わせる気がしたんです。そうやって話している相手を安心させていく部分があったのではと思いました」と自分なりの考察を加えながら、撮影に臨んでいることを伝えた。

また、共演の間宮について「最初は心を閉ざしている感じがあった」というシシドに、「実は最初は猫をかぶっていました」と告白した間宮。「僕は雑な人間なので、きちんとされている印象のカフカさんが、ヘラヘラしている僕が嫌なんじゃないかと思っていたんです。でも最近はカフカさんも笑ってくれるんだと思って、隙を見ては笑わそうとしています」と打ち解けたことをアピール。シシドも「最近は楽しくお話ししているのでうれしく思っています」と笑顔を見せた。また、シシドはドラム、中村はベース、間宮はギターと楽器が弾けることから、中村が「バンドができるよね」と話すと、間宮は「『ハムラバンド』いいですね」とすぐさま同意し、なごやかな空気が流れていた。

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