【MLB】サイン盗みでアルトゥーべにも疑惑… ボラス代理人は否定「電子機器身に着けたことない」

アストロズのホセ・アルトゥーベ【写真:Getty Images】

ユニホームの下にブザーを身に着けていたという新たな噂が浮上も本人が声明

 2014年から4年連続でシーズン200安打をマークするなどメジャーを代表する選手の1人して知られるアストロズのホセ・アルトゥーベ内野手が、米球界を揺るがしている“サイン盗み”問題について声明を出した。ジョエル・シャーマン記者が自身のツイッターで代理人のスコット・ボラス氏のコメントとして伝えている。

 アストロズのAJ・ヒンチ監督、レッドソックスのアレックス・コーラ監督、メッツのカルロス・ベルトラン監督と3人の監督が解任となる事態に発展している“サイン盗み”問題は16日(日本時間17日)、2017年ワールドシリーズの写真から、アストロズのアルトゥーベとブレグマンがユニホームの下にブザーを身に着けていたという新たな噂が浮上した。

 シャーマン記者によると、アルトゥーベは疑惑の浮上後すぐに代理人のスコット・ボラス氏に連絡し「私はメジャーリーガーとして、プレー中に電子機器を身に着けたことはありません」と声明を出したとしている。さらにボラス氏は、アルトゥーベがア・リーグ優勝決定シリーズ終了時にシャツを脱ぎたがらなかったことについて「それはホセ・アルトゥーベがシャイなだけ」と答えたという。

 また、ボラス氏はアルトゥーベがMLB機構の調査に誠実に対応したことにも言及し「試合中の電子機器使用に関する情報に携わっていません」と一連の問題への関与も否定。「ファンの皆さんはクモの巣にかかっている選手が多くいて、そのチームの一員であるからといってクロゴケグモではないことを心に留めておく必要があります」と独特の表現で説明している。

“サイン盗み”問題は13日(同14日)に最初の処分が発表されたあとも、収まるどころかさらなる広がりを見せている。(Full-Count編集部)

© 株式会社Creative2