「ヨハネス・ブラームス国際コンクール」のピアノ部門で1位に輝いた神奈川県藤沢市在住の三原未紗子さん（30）の優勝記念コンサートが17日、同市役所本庁舎1階ラウンジで開かれ、市民ら約250人が美しい音色に聞き入った。
同コンクールは若手音楽家の登竜門として知られ、ピアノ部門の決勝は昨年9月、オーストリア南部ペルチャッハで開催された。今回は地元での「凱旋（がいせん）コンサート」となる。
演奏に先立ち、文化、芸術、スポーツなどの分野で功績を残した市民らに贈られる同市生涯学習特別貢献表彰が行われ、鈴木恒夫市長が表彰状を授与。三原さんは「藤沢で生まれ育ち、たくさんの思い出がある。これからも演奏家の一人として音楽を届けたい」と語った。
コンサートでは、メンデルスゾーンの「狩りの歌」や「デュエット」、ショパンの「バラード 第1番」など4曲を披露した。
