今年創立50周年を迎える神奈川フィルハーモニー管弦楽団は17日、記念事業についての記者会見を神奈川県と共同で行った。祝賀演奏会と巡回公演で節目の年を盛り上げる。
同フィルは1970年に前身のロリエ管弦楽団として設立、翌71年に現在の名称に変更し、地域密着のオーケストラとして親しまれてきた。
記念事業では、11月21日に横浜みなとみらいホール(同市西区)で祝賀演奏会として、マーラーの交響曲第8番「千人の交響曲」を披露するほか、県内10カ所を巡回する主催公演を実施。巡回公演は「神奈川フィル フューチャー・コンサート」と銘打ち、クラシックの名曲を披露するほか、自治体にゆかりのある音楽家と共演するという。
5月9日の海老名公演では、同市出身のオペラ歌手である川田直輝さんや海老名市民オペラ合唱団が出演。6月20日の横須賀公演では、横須賀芸術劇場少年少女合唱団が出演する。
黒岩祐治知事は「演奏のレベルが高く、全国でも屈指の人気オーケストラ。県内各地に素晴らしい音楽を届けてほしい」と期待を述べた。