ランディ・マッスル「トランプ大統領よ、イラン人をなめるな」

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「イラン国民は、戦争を望まない。アメリカに支援されたイラクと、1980年から8年間戦った『イラン・イラク戦争』の悲惨な経験がありますから。私自身、2年8カ月間、国軍に従軍した。在日イラン人には、イラン・イラク戦争を経験した人も多いのです」

『笑っていいとも!』(フジテレビ系)に、「ミスターマッスル」として出演した、ランディ・マッスルさん(52)。日本語のナレーションに、身振り手振りを合わせて動く姿に、笑った人も多いだろう。

「そもそも、約束を破ったのはトランプさんです。オバマ政権時代にイランと結んだ核合意を破り、経済制裁も解除しない。

さらに、我々のソレイマニ司令官を、(アメリカの法律が及ばない)イラクで殺した。これは大きなショック。逆の立場なら、アメリカは相当な戦争を起こすはずです」

イランの「文化施設を含めた52カ所を攻撃する」というトランプ大統領の脅迫も、「バカな発言」と切り捨てる。

「文化は国の財産。イランには、何千年もの歴史と、ペルシャ民族としての誇りがある。アメリカは、国としては200年ほどしか歴史がないから、むごいことを言うのです。

イランは、アフガニスタンでもイラクでもシリアでもない。なめると痛い目に遭いますよ。イラン・イラク戦争でも、4分の1が志願兵で、老人や15歳の若い子もいた。『戦争はしたくない。でも、自分の国は自分たちで守るしかない』。みんなそう思っているんです」

1979年のイスラム革命以来、アメリカによる経済制裁は、40年以上も続いている。

「イラン経済は厳しいですが、それでも耐えてきた。トランプさんは、大統領に再選されたいから、戦争を仕掛けているだけです。

日本は、イランとアメリカの間に入ってくれてありがたい。安倍首相には、『戦争は絶対にダメだ』と、トランプさんに遠慮せずに言ってほしいですね」

らんでぃ・まっする
22歳で来日。いまは、自身が持つ通販チャンネルに、外国人タレントをキャスティング。イラン産の植物を使った化粧品の開発・販売も手がける経営者

(週刊FLASH 2020年1月28日号)