広島県、MICE施設の建設見送り表明 数百億円の巨額投資困難

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県営広島西飛行場跡地(広島市西区)

 広島県は17日、県営広島西飛行場跡地(広島市西区)に見本市や国際会議など「MICE(マイス)」が開ける施設を建設する計画について、着手を見送ると表明した。収支が成り立たないリスクがある中での数百億円に上る巨額投資は困難で、国内の大都市との競争に勝つのも厳しいとみて、決断した。

 県都市圏魅力づくり推進課の岡田浩二課長が、県議会総務委員会で「現時点で10ヘクタールを超える大規模展示場の着手は見送る」と説明した。西飛行場跡地で市と計画し、いったん休止していた多目的スポーツ広場の整備などの大型事業を速やかに再開する考えも示した。

 県は、西飛行場跡地をMICE施設の建設候補地とした2018年12月の広島商工会議所の提言を受け、実現可能性を検討した。19年6月、外資系コンサルタントに約2千万円で委託。展示面積が20ヘクタール以上の超大規模施設と、10〜20ヘクタールの大規模施設について、運営体制や採算性などを探った。

 その結果、超大規模施設の実現は「困難」と判断。大規模施設への参入余地はあるものの、大きなリスクを負ってまで行政や民間が巨額投資に踏み切るのは難しく、東京や大阪などとの競争に勝つのは厳しいと結論付けた。(村田拓也)

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