0系新幹線製造の工場跡地、産業廃棄物埋設の可能性 川口の夜間中学、土壌調査で新校舎完成に1年遅れ

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ボーリング調査が続く夜間中学の新校舎建設予定地=17日、川口市

 埼玉県川口市芝園町の旧市立芝園小学校跡地に建設する市立夜間中学校(芝西中陽春分校)新校舎について、2021年4月の完成予定が跡地の土壌調査のため遅れることが17日までに分かった。市教委は1年遅れの22年4月完成を目指したいとしている。

 芝園小跡地はUR都市機構・芝園団地の一角。市教委によると、昨年7月から跡地の地歴を調査したところ、鉄道車両を製造していた「日本車両蕨工場」がかつてあり、産業廃棄物の埋設の可能性が否定できないことが分かった。そのため6日から3月末までの予定で、ボーリングによる土壌調査を始めた。

 ボーリング調査は土壌改良工事の必要性の有無を判断するため、跡地内40カ所で地下10メートルまで掘り下げ、土壌を採取する。

 日本車両蕨工場は1934年から71年まで操業。東海道新幹線の「0系新幹線」を製造したことで知られている。

 夜間中学の陽春分校は19年4月に旧市立県陽高校跡地の旧校舎で開校しており、芝園町の新校舎完成とともに引っ越す。