はだしで火渡り、邪気払う

米沢・笹野観音で十七堂祭

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五穀豊穣などを祈願し、山伏らが素足で火の上を歩いた=米沢市・笹野観音

 米沢市の笹野観音で17日、恒例の「十七堂祭」が行われ、山伏や参拝客が柴燈(さいとう)護摩の残り火の上をはだしで歩く「火渡り」で、五穀豊穣(ほうじょう)や無病息災などを祈願した。

 火渡りは心身の邪気を焼き払う儀式で、山伏がおのや剣、弓矢などを使い祈願法要を行った後、杉の葉を積み上げた護摩壇に火を入れ、火伏せの縁起物とされる笹野一刀彫の「笹野花」を手に炎を取り囲んで「六根清浄(ろっこんしょうじょう)」と唱えながら汚れを払った。

 「やー」と気合を入れた山伏たちが護摩壇を渡り歩き、お札を手にした参拝客も次々と後に続いた。記録的な少雪となった今年は裏山から運んで来た雪を周囲に用意し、渡りきった参拝客たちが足の裏を冷やしていた。同市南原小3年の茂木耀義君(9)は「熱さよりも煙が多くて大変だった」と話していた。