糠喜(ぬかよろこ)び でした 水郡線全駅23【50代から始めた鉄道趣味】212

トップ画像は、再び常陸大子駅前に静態保存されているC12187号。前回描き写した文章が書かれた説明板が右手前に置かれています。

ようやく常陸大子駅に入ります。駅舎内部。出札窓口があります。みどりの窓口、自動券売機、簡易Suica改札機が設置されています。JR東日本直営駅です。つまり駅長さんがいます。管理駅として常陸大宮駅~磐城守山駅間の各駅を管理しています。

ホームへの出入口。簡易Suica改札機があります。しかし水郡線ではこの駅から郡山方面は使えませんし、水戸方面も使える駅が極めて限られています。この状態、利用者的には、不自然です。もしかすると限られた水郡線の駅から水戸方面との通勤・通学が特別に多いのでしょうか。

上り1番線ホーム。島式ホームの向こう側に側線があって車両が駐められています。周囲は山々に囲まれています。

上り1番線ホームの水戸駅側から駅名標入れ込みで安積永盛駅方面を見ています。木造駅舎が見えています。

安積永盛駅方面に上りホームを歩いて行って、そのまま同じ方向を見ています。車庫や駐められている車両も見えます。

島式ホームの駅名標。向こうに水郡線車両。常陸大子駅は1927年(昭和2年)水郡南線上小川駅~常陸大子駅間が延伸開業した時に新設されました。1930年(昭和5年)には、当駅から磐城塙駅がさらに延伸されて開業。1981年(昭和56年)までは貨物取扱駅でした。

常陸大子駅で車両の増解結を行うことがあります。写真は2010年1月に水戸駅から郡山駅に向かった時に、この駅の2番線ホームで3両編成から1両で郡山に向かう列車の切り離し作業の写真。ちょっと分かり難いですね。

※2010年1月撮影

さて、ここで1991年(平成3年)の常陸大子駅の写真をご覧ください。「ROOM-P / のりてつウェブ」、サイト管理者様から承諾をいただいたので転載させていただきます。おお!旧国鉄キハ58系気動車水郡線色を初めて見ました!右手にはどっパデな常陸大子駅舎も写っています。貴重な写真ありがとうございます。

※ROOM-P / のりてつウェブ より

こちらは、これから向かう水戸方面。右の山々は八溝山地になります。

望遠レンズにすると多くの線路が単線に収束する様が分かります。信号が青に変わって出発です。

最後に、もう一度駅前広場の蒸気機関車C12187。横に駐車場の出入口(清算機)が見えます。かなり広い駐車場が広がっているのです。

常陸大子駅前には「駅乃そば」があります。やった~!久しぶりに駅そばだ!と喜んだのは、糠喜び(ぬかよろこび=あてが外れてがっかりする様な一時的な喜び)でした。暖簾がかかっていないのです。営業時間外だったのでしょうか? 撮影したのは8月29日、木曜日の15時過ぎでしたが。あ〜あ残念。

常陸大子駅を出て袋田の滝で有名な袋田駅に向かいます。

水郡線全駅24【50代から始めた鉄道趣味】213 に続きます。

(写真・記事/住田至朗)

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