フェラーリがルクレールの弟アーサーをサポート。若手ドライバー育成プログラムのメンバーに抜擢

 フェラーリは、同F1チームのレースドライバーを務めるシャルル・ルクレールの弟アーサーを、若手ドライバー育成プログラムであるフェラーリ・ドライバー・アカデミー(FDA)のメンバーに加えることを発表した。

 FDAは、アーサー・ルクレールとディーノ・ベガノビッチの2019年のパフォーマンスを高く評価し、ふたりをメンバーに抜擢することを決めた。

 現在19歳のアーサーは、2018年にフランスF4選手権でシングルシーターデビュー、2戦目に優勝、シーズンのなかで2勝を挙げた。2019年はドイツADAC F4に参戦し、1回の優勝を含む8回の表彰台を獲得した。2020年にはフォーミュラ・リージョナル・ヨーロピアン選手権にプレマ・パワーチームから参戦することが決まっている。

 兄シャルルもFDA出身で、2018年にザウバーからF1にデビューした後、2019年にフェラーリに昇格。すでに2024年までの契約を結んでいる。

 ルクレールと共にFDAの新メンバーとなったベガノビッチは、スウェーデン出身2004年生まれのドライバー。スウェーデンでカートのタイトルを2回獲得、2019年にはWSKユーロシリーズでランキング2位となった。フェラーリのために若手人材発掘も行っているトニー・カートからの推薦を受けて、FDAはベガノビッチをメンバーに加えることを決めた。ベガノビッチは2020年、F4でシングルシーターにデビューする予定だ。

フェラーリF1育成ドライバープログラムのメンバーになったディーノ・ベガノビッチ

 現在、FDAには他にミック・シューマッハー、ロバート・シュワルツマン、ジュリアーノ・アレジ、カラム・アイロット、マーカス・アームストロング、エンツォ・フィッティパルディ、ジャンルカ・ペテコフが所属している。

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