長野県佐久市にしゃべる地蔵が登場! 声を担当した入船亭扇好らがイベントに登壇

17日、健康長寿のまちづくりを掲げる長野県佐久市が都内で地元の観光資源「長寿地蔵尊(ぴんころ地蔵)」をモチーフにした「地蔵健診」の公開イベントを行った。

壇上には、地蔵の「お告げ」の声を担当した落語家の入船亭扇好、佐久市市長の柳田清二氏らが登壇。地蔵健診は、首都圏での佐久市の認知向上を目的としたシティプロモーション推進事業の一貫として企画された。地蔵は高さ約30センチのアルミ製となっており、石畳を模したマットに人が乗ると、地蔵から「お告げ」が流れる仕組みになっている。

佐久市の他に、都内でも、長野県のアンテナショップ「銀座NAGANO」や、佐久市出身の店主が信州うどんを振るう「湯島 春近」などで順次公開予定となっている。また、Twitter「ぴんころ地蔵」アカウントでも地蔵健診が可能だ。柳田市長は「これから移住をしてくる方にとってどんな暮らしが良い暮らしなのかを考えたところ、最も重要なことは、健康に過ごせる街となりまた。お告げを生活の中にとり入れご自身の健康に役立ててもらえればと思っております」と今回の企画の狙いを説明した。

お告げは「冬は日が短いので、毎日外に出て、日の光を浴びなさい」「大腸がんは、早期発見できれば90%が助かると言われています」「胃がんにはピロリ菌が大きく影響しています。ピロリ菌が検査で発見して、除菌ができます」など100種類で、いずれも同市で病院勤務している医師3人が監修している。

会場でのアンベール後は、柳田市長や扇好が実際にお参りのデモンストレーションを実施した。扇好は自身の声でお告げ出す地蔵に苦笑、「違和感ありますね。自分に怒られているみたいで」と感想を語った。(斎藤雅道)

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