フリマアプリとキャッシュレス決済うまく使いこなすには?メルカリ、PayPayフリマ、ラクマを比較

昨年の10月に消費増税があり、国がキャッシュレス決済を推すようになりました。実際に使っている人も多いのではないでしょうか。リアルなお店だけではなく、フリマアプリでもキャッシュレス決済が使えます。そこで今回の記事では、フリマとキャッシュレス決済についてお得な使い方や注意点を紹介していきます。


メルカリで使えるキャッシュレス決済メルペイ

■売上金をそのまま電子マナーとして使える
メルカリにはメルペイというスマホ決済サービスがあります。これまでメルカリを使ってきた筆者にとって、メルペイができたことで何が一番よかったのかというと、売上金をいろいろな場所で使えるようになったこと。

それまでは売上金は振込申請をして銀行に振り込むか、メルカリ内で使うしかありませんでした。でも、売上金をメルペイ残高にすることで、コンビニやドラッグストアなどでスムーズに使えるようになったのです。

■メルカリスマート払いなら後払いが可能
メルペイには「メルペイスマート払い」があります。

これは簡単に言えば「後払い」のこと。今月使った分を翌月の末までに支払えばいいので、どうしても欲しい物があった時には便利な仕組みと言えそうです。後払いで使える金額も自分で設定できるので、使いすぎも防げて安心ですね。

PayPayフリマで使えるPayPay

■ユーザーを増やし続けるPayPayフリマ
PayPayフリマはその名の通り、PayPayを強く押し出したサービスです。

PayPayは登録ユーザー数が2000万人を超え、全国170万カ所で使えまでに大きくなりました。そしてその知名度を武器に、PayPayフリマはショッピングカテゴリーにおいて、2019年11月~12月の累計アプリダウンロード数1位を記録しています。

■PayPayフリマでの売上金はPayPay残高へ
PayPayフリマでの売上金は、PayPay残高として全国のPayPayフリマ対応のお店で使えます。またPayPayフリマで買った場合も、支払いにPayPay残高が使えます。他の方法はクレジットカードのみ。

PayPayフリマ以外のフリマでは、コンビニ支払いなどもっといろいろな支払い方法を用意していますが、PayPayフリマはかなり絞り込んできた印象です。逆に支払い方法に迷わなくて済むので、ユーザーとしてはこの方がいいのかもしれません。

多様なキャッシュレス決済が使えるラクマ

■楽天ペイ以外も使える
メルカリやPayPayフリマの場合には自社の決済方法を強く押し出しているのですが、ラクマ はちょっと違います。楽天ペイはもちろんのこと、他にLINE PayやFamiPayも使えてしまいます。

■キャンペーンを利用するとお得に
しかも、キャンペーンなどでお得になることもあります。例えば、ラクマ で買った商品の支払いにFamiPayを使うと楽天スーパーポイントが20%分還元されるというキャンペーンがありました。上限は2000円分になっていましたが、筆者も思わず買ってしまったほど。

おそらくLINE PayやFamiPayのユーザーの囲い込みが目的なのでしょうけれど、楽天ペイのライバルになりかねない他のサービスを使えるというのは、他のフリマとの大きな違いですね。

フリマの売上金をうまく回していく

スマホ決済ではいろいろなキャンペーンをしています。例えばPayPayでは、「まちかどペイペイ」ということで最大20%還元になったりもします。こういったお得なキャンペーンを利用しない手はないですよね。

もちろん、メルペイや楽天ペイなどでもキャンペーンを続けてくるでしょう。それを上手に使うために、フリマで物を売って売上金をチャージして、お買い物で使うという流れを作るのも方法の1つになってきます。

使い分けが難しければ絞り込んでもいい

一方で、「○○ペイが多すぎて、どれを使っていいのかわからない」という声も少なくありません。

そのため最初は、1つか2つに絞り込んで使うのも手だと思います。例えば「楽天スーパーポイントがあって、それを使いたいから楽天ペイにしよう」とか「近くのお店ではPayPayしか対応していないから」「メルカリでよく物を売るから」という理由でもいいですよね。

まずは使ってみて、その便利さを体験してみましょう。使っているうちに慣れてくるので、そうなった時に他も使うようにすればいいのではないでしょうか。

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