現在のサッカー界で最も目立っている代理人といえば、ミーノ・ライオラ氏だ。
若い選手を見極めて契約する判断力、キャリアを成長させるためのクラブ選び、そして強引なまでの交渉力、そのすべてで高い力を発揮している。
『Squawka』はそのミーノ・ライオラと代理人契約を結んでいる選手のベストイレブンをピックアップしている。
GK:ジャンルイージ・ドンナルンマ
所属クラブ:ミラン
セリエA最年少出場記録2位のドンナルンマ。16歳と242日でデビュー、それからミランのゴールマウスを守り続けている。退団させたいライオラ代理人とは対立もあるというが…。
もしどこか新しいクラブでの未来を考えるようになれば、どんな場所でも活躍できるような選手だ。まだ20歳という若さである。
右SB:ケニー・テテ
所属クラブ:リヨン
ファン・デル・ヴィールは今更ここに入れられないことを考えれば、リヨンでプレーする24歳のオランダ代表選手をピックアップすべきであろう。
アヤックスのアカデミーを経て2017年にリヨンへとやってきた彼は、これまでフランスで最高の時間を過ごしてはいないものの、これからが期待できる。
CB:アレッシオ・ロマニョーリ
所属クラブ:ミラン
ロマニョーリは2015年にミランのトップチームに参加して以来、レベルの高いプレーを続けている。ボヌッチがあっという間にミランのキャプテンマークを投げ捨てたが、それを拾い上げて磨いてきた。
まだ24歳という若さであり、ミランが調子をあげられないといえど長く残ったのは正解だった。今後数年間で大きなステップを踏むはず。ミランでそれができるのかどうか、ライオラは厳しく判定するだろう。
CB:コスタス・マノラス
所属クラブ:ナポリ
デ・リフトがなかなかユヴェントスで成功しないので、ここはマノラスにセンターバックを任せよう。
マノラスが2014年にローマへやってきたとき、ギリシャのサッカーを知らない者には無名の存在だったが、それからイタリア・セリエA屈指のセンターバックに成長していった。
もちろん今季ナポリでいいスタートを切ってはいないものの、彼のクオリティだけの問題ではないことは明らかだ。
左SB:ルーカ・ペッレグリーニ
所属クラブ:カリアリ
ユヴェントスからカリアリにローン移籍しているペッレグリーニ。ライオラ顧客には昔マクスウェルという名左SBがいたが、現在では彼くらいであろう。
ただこの20歳は非常にレベルの高い選手であり、ユヴェントスでボヌッチやキエッリーニの長期的な後継者になる可能性はある。
CMF:ポール・ポグバ
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
もちろんライオラ顧客のミッドフィルダーといえばポグバだ。マンチェスター・ユナイテッドではちょっと苦しい状況が続いているものの、その選手としての質を否定するものではない。
調子が良ければ世界最高のMFであり、動かそうとすればあまりにも大きな移籍金が必要になる。ライオラは彼を退団させたいと公言しているものの、さすがの名代理人でもそこは難しい様子。
CMF:マルコ・ヴェッラッティ
所属クラブ:PSG
ポグバとは全くタイプが異なるものの、彼もミーノ・ライオラの顧客だ。かつては他の代理人と契約していたものの、PSG時代にいろいろと対立があり、ライオラに乗り換えた。
そのときには当然移籍の噂が広く流れたものの、彼は一貫してPSGに残ることを明言。ライオラになってからは雑に噂が流れることも少なくなってきた。
CMF:ブレーズ・マテュイディ
所属クラブ:ユヴェントス
非常にバランスの取れた中盤のトリオを完成させられるブレーズ・マテュイディ。彼が入ればどんな選手とでもうまくやれそうではあるが…。
そのキャリアの中で攻守両面に渡って多くの貢献を見せてきた。PSGに長くとどまることもできただろうが、良い状況の中でユヴェントスに移籍させたのはライオラの良い判断だった。
CF:ロレンツォ・インシーニェ
所属クラブ:ナポリ
イタリアで取引を行っている顧客の1人だ。彼はナポリに長い間とどまっているものの、昨年夏にライオラと契約してからは退団が噂され、ファンから不安の声も上がっていた。
しかしインシーニェはナポリに残り、ウイングプレーヤーとして重要なプレーをし続けている。うまく行っているところからは出さないのもライオラらしいが、それなら今年はどうだか…。
CF:ロメル・ルカク
所属クラブ:インテル
ライオラの顧客ビッグネームとして、フィジカルモンスターのロメル・ルカクもベストイレブンに入ってくるだろう。
昨年夏のマーケットでは苦しい状況となったマンチェスター・ユナイテッドを退団させ、イタリア・セリエAのインテルへ。これが非常に成功した取引となり、ルカクは大復活を遂げている。
CF:アーリン・ホーラン
所属クラブ:ボルシア・ドルトムント
ライオラの仕事といえばズラタン・イブラヒモヴィッチだったかもしれないが、今最も注目されるFWホーランをピックアップせざるを得ない。
彼は今冬レッドブル・ザルツブルクからボルシア・ドルトムントに加わり、このドイツのクラブを経てさらなる飛躍を遂げようとしている。マンチェスター・ユナイテッドへの移籍を行なわなかったことは、ライオラとあのクラブの関係悪化を考えれば理解できる。
サブ:アルフォンス・アレオラ
所属クラブ:レアル・マドリー
サブ:ジェシー・リンガード
所属クラブ:マンチェスター・ユナイテッド
サブ:ヘンリフ・ムヒタリャン
所属クラブ:ローマ
サブ:ズラタン・イブラヒモヴィッチ
所属クラブ:ミラン
サブ:モイーズ・キーン
所属クラブ:エヴァートン
サブ:マリオ・バロテッリ
所属クラブ:ブレシア
サブ:ジャスティン・クライフェルト
所属クラブ:ローマ