「八戸の菊でコーヒーを」/学生の地域活性化アイデアコンテスト/八高専・小笠原さんの提案が最高賞

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「菊コーヒー」を提案してグランプリに輝いた小笠原さん

 学生たちが新しい産業や製品などのアイデアを発表する「イノベーション・ベンチャー・アイデアコンテスト」が11日、青森県八戸市のグランドサンピア八戸で開かれた。同市の特産品である菊を使ったコーヒーの開発を提案した八戸工業高等専門学校2年の小笠原叶笑(かなえ)さん(17)がグランプリに輝いた。

 同コンテストは県や県内の大学などで構成する「青森COC+推進機構」八戸ブロックが主催。八戸高専、八戸工業大学、八戸学院大学の学生が、地域活性化を目標にアイデアをプレゼンし、企業などと連携して実現化することを目的にしている。今回で4回目の開催で、商品化などにはまだ至っていない。

 小笠原さんは食用菊には内臓脂肪を低減させるコーヒーポリフェノール(クロロゲン酸)が豊富に含まれていることに着目し「菊コーヒーを開発すれば短命県返上と地方活性化の両方を実現できる」と考えた。生菊と干し菊の2種類を焙煎(ばいせん)して味や成分量を比較した実験を示し、一定の条件下で普通のコーヒーとポリフェノール量が同程度だったと結論づけた。菊コーヒーにはカフェインが含まれていないことなどがら、妊婦や子どもにも推奨できるなど、優位性を示した。

 小笠原さんは「まさかグランプリをもらえるとは思っていなかったのでうれしい。まだ課題もあるけれど、いずれは商品化できたら」と話した。

 コンテストでは小笠原さんを含め計10組が発表。大学や自治体、企業の関係者8人が審査した。