Rソックスの主砲・マルティネス 自軍の不正疑惑を否定

ここ数日間、選手を含むレッドソックスの関係者たちは、許可されていないということを理由として2018年シーズンの不正なサイン盗みに関する疑惑について言及することを拒否してきた。しかし、日本時間1月19日、チームのイベントに参加したJ.D.マルティネスが、自軍の不正疑惑についてコメント。「我々は何も間違ったことをしていない。MLB機構の調査の結論が出て、我々が正しかったと証明されるのが楽しみだ」と自軍の不正疑惑を完全に否定した。

ワールドシリーズを制した2018年に、サインを盗むために不正にビデオルームを使用していた疑惑が浮上し、MLB機構による調査を受けているレッドソックス。そのことについて尋ねられたマルティネスは「正直に言って悔しいよ。でも、調査が終わって、何も間違ったことが起きていなかったということが証明されるのが楽しみなんだ」と語り、自軍が何も不正をしていないということに自信を見せた。

なぜマルティネスは自信を持ってそう言えるのか。「だって、僕はビデオルームにいたんだから。そこで何が起きていたかも見ていたからね。2016年と2017年のレッドソックスが良いチームだったということをみんな忘れているんだよ。2年連続で93勝して、2018年はそれより少し良くなっただけなんだ」とマルティネス。「不正はしていないと100%断言できる。優勝できたのはサイン盗みをしたからではなく、試合ごとにしっかり準備をした結果だよ」と自軍の潔白を主張した。

また、アストロズに対する処分が発表され、それを受けて自軍のアレックス・コーラ監督が解任されたことについては「(球団とコーラが)お互いに納得した結果だと思う」と理解を示した。スプリング・トレーニングの開始をおよそ1ヶ月後に控えた時期に監督不在という異例の状況に陥ったものの、「初めて経験する状況だけど、プロの集まりだからしっかり適応して乗り越えていけると思うよ」とプロとしてのプライドを覗かせた。

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