「みはらし広場」整備へ 休憩所や案内板設置 綾瀬・目久尻川

「みはらし広場」が整備される、目久尻川沿いの用地=綾瀬市吉岡

 神奈川県綾瀬市は、同市吉岡の目久尻川沿いに「みはらし広場」を整備する。川沿いに集まる遺跡や自然などの地域資源を活用する「目久尻川文化ゾーン構想」の関連施設として、休憩所などのほか、遺跡などの案内板も設ける。

 市によると、広場は約650平方メートルで、トイレや水飲み場、駐輪場などがある休憩所を整備する。近くに市内唯一の国指定史跡「神崎遺跡」を中心とした歴史公園や資料館がある。月内に着工し、3月に完成する予定。

 市は、年度内にまとめる予定の構想の中で、遺跡や城跡といった地域資源を生かした事業を検討しており、広場を遺跡巡りなどの南側の起点にしたい考えだ。

 また、自然が残る目久尻川沿いの一部には、サイクリングロードも整備されており、市は自転車利用の集客も期待している。

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