全国男子駅伝 福島県・相澤が12人抜き区間賞 東洋大OBも優勝争いの大活躍

By TOYO Press編集部

 第25回全国都道府県対抗男子駅伝競走が19日、広島県・平和記念公園を発着する全7区間のコースで行われ、長野県が優勝、2位が兵庫県、3位が埼玉県という結果で幕を閉じた。

 東洋大学からは今年の箱根駅伝で区間賞を獲得した相澤晃(済4=福島県)と宮下隼人(理工2=山梨県)がともに最終7区(13.0km)に出場した。

 福島県チームは、1区で出遅れるとその後上位との差が詰められず苦戦。5区松山(学法石川高)が区間賞の走りで追い上げると、相澤は26位で襷を受け取った。序盤から前にいる選手をどんどんかわしていき、14位でフィニッシュ。大学生だけでなく実業団の選手もいる中で驚異の12人抜きを達成し、その存在感を見せつけた。区間新記録を狙うも37分10秒でわずか2秒及ばなかったが、昨年よりも4秒タイムを縮めた。

 箱根5区で区間賞だった宮下は、38分1秒で区間15位。今年の箱根駅伝では5区区間賞を獲得して期待が高まるなか、名だたる選手が集まる7区でしっかりと結果を残した。

 2位の兵庫県には延藤潤(14卒=マツダ)、3位の埼玉県には設楽悠太(14卒=HONDA)が出走するなど、東洋大OBも大活躍。区間上位のタイムで優勝争いを繰り広げた。

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