石川佳純「成長を感じる大会だった」 東京五輪へ前を向く<全日本卓球2020>

写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部

19日、全日本卓球選手権の女子シングルスは決勝を終えた。石川佳純(全農)は早田ひな(日本生命)にゲームカウント1-4で敗れ、4年ぶりの優勝を逃した。

石川佳純 試合後のコメント

写真:石川佳純(全農)/撮影:ラリーズ編集部

ゲームカウント1-4で早田ひなに敗れた決勝については、「自分の攻めのプレーが出来ず、押されてしまった。早田はパワーがある選手で、サーブレシーブがうまくいかなかったので苦しくなった。左利きの選手に対して、対右と比べると得点パターンがなくなってしまう」と反省点を語った。

大会全体を通しては、「ここ数年では一番緊張することなく望めた全日本で楽しめた」という。

昨年、石川は身も心も削られるような代表選考レースを経て、見事に代表権を獲得した。それを経て迎えた今回の全日本。「心身の成長を感じる大会だった」と試合後に振り返り、「準決勝(対橋本帆乃香)の異質型や決勝(対早田ひな)の左利きのように、いろんなタイプの対策を五輪までにしていきたい」と、半年後の五輪に向けて石川は前を見据えている。

スコア詳細

女子シングルス決勝

〇早田ひな(日本生命) 4-1 石川佳純(全農)
11-7/11-9/11-4/9-11/11-8

文:ラリーズ編集部

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