全容解明 高いハードル 建築確認不正

 宮崎市の住宅メーカー「ブロックスタイル」の建築確認不正事件で、社長の仲村浩一容疑者(56)=宮崎市本郷北方=と、息子で元副社長明夫容疑者(31)=鹿児島県南さつま市=が建築基準法(建築確認)違反の疑いで逮捕された。県警には住宅契約者から「契約金を支払ったが工事が始まらない」などの被害相談が十数件寄せられており、県内では類を見ない事件に発展しそうだ。なぜこれほど被害が広がったのか。県警は詐欺容疑での捜査も進める方針で、全容解明に向け、捜査の行方が注目される。

© 株式会社宮崎日日新聞社