ビジネスシーンでの絵文字NGは間違い?世界の”Emoji”最新事情

皆さんは仕事のやりとりで絵文字を使った経験はありますでしょうか?5年ほど前、職場の後輩から絵文字入りのメールが来たときはジェネレーションギャップを感じたものですが、メール以外にも多様なコミュニケーション方法がある現在、ビジネスにおいても絵文字はより頻繁に使われるようになっている気がします。

 

日本生まれのEmoji👨‍🎓 

今や“Emoji”として世界に広まった絵文字は、1999年に当時NTTドコモのiモード立ち上げメンバーだった栗田 穣崇(Shigetaka Kurita)氏によって開発されました。初期の絵文字はこの176種類。

これらはOriginal Emojiとして、ニューヨーク近代美術館(MoMA)にも展示されています。ちなみに現在では3,178種の絵文字が存在し、今も続々と増えているそうです。

 

よく使われている絵文字は?🤔🌍

Brandwatchのレポートによると、最も利用されている絵文字トップ100はこれらだそうです。

”泣き笑い”の絵文字が世界で一番人気のようですね。基本的には顔マークの絵文字の使用が多くなっています。感情別に集計した結果は以下のグラフの通りで、”Joy”を表す笑顔系の絵文字(😃 😆 😊  etc.)が31%で最多。次いで”Disgust”(😷 😖 😩 etc.)が21%、”Sadness”(💔 ☹️ 😢 etc.)と”Fear”(😣 😨 💀 etc.)がほぼ同割合でした。合計すると、以外にもネガティブな感情を表す絵文字の方が使用が多いようです。

 

ビジネスシーンでの絵文字使用の是非は年代別、性別、産業別に賛否が分かれるところです。特にB2B系の真面目なビジネスにおいては絵文字は使われるべきではない、という意見は多いかと思います。

しかし、どんな業種においてもSNSやメールマガジンなど少なからずマーケティング活動が必要な現在においては、一概に業種・業態で是非を問うのではなくコミュニケーションのシーン別に考えるほうが適切かもしれません。絵文字を使うべきでない場合と使った方が効果的な場合の例を考えてみます。

 

絵文字を使わない方が良いケース😐

ー請求書・領収書などの支払い書類関連

ー契約関連

ークレーム処理

 

原則として、オフィシャルな書類関連やシリアスな場面においてはもちろん使わないほうがいいでしょう。ですがリスク回避やビジネスライクに見えないなどの理由で一律文字だけのコミュニケーションになると、その会社やブランドは消費者にとって退屈な印象を与えるかもしれません。逆に適切なシーンで絵文字を使うことで、フレンドリーでユーモアのある明るいブランドというイメージに変えられる可能性もあります。

 

絵文字を使った方が効果が見込めるケース🤗

ーライブチャット/チャットボット

ーソーシャルメディア

ーメールマガジン

ーブログ記事

ーフィードバックの選択肢

 

上記のようなケースでも、例えば災害ニュースの配信や法律関連の記事投稿など絵文字を使わない方がベターな場合もあり、コンテンツごとに判断の必要はあります。でも例えばバースデークーポンのEメールなどは、画像や絵文字が使われていた方が親近感が湧きますよね。ちなみにEメールマーケティングでは、タイトルに絵文字を使った方が開封率が上がるという調査結果も出ています。

 

国や文化による意味合いの違いに注意😲💥

効果的なデジタルマーケティングのためにぜひ積極的に使ってほしい絵文字たちですが、いくつかの絵文字は異なる国や文化により、私たちが使っている意味とは別の意味合いを持つものもあり、注意が必要です。以下にいくつか挙げておきますので参考にしてみてください。

👌・・・OKサインはブラジルとトルコでは攻撃的意思を与え、アメリカにおけるミドルフィンガーに近い意味になります

👍・・・サムズアップは承認やいいねのサインとして広く使われていますが、ギリシャや中東では卑猥な表現とされています

👼・・・天使マークはアジアの一部の国において死や危機の意味となることがあります

🍆🍑・・・アメリカや他の広い国々で、これらはセクシャルな意味合いを持ちます

 

“アメリカでのWebマーケティングの秘訣💡”

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