横浜市内の障害者の成人を祝う集いが19日、横浜市港北区の障害者スポーツ文化センター「横浜ラポール」で開かれた。色鮮やかな振り袖や袴(はかま)、スーツに身を包んだ新成人約180人が門出に臨み、主催者は「障害者が当たり前のことを当たり前にできる社会であってほしい」と思いを込めた。
希望者に振り袖の着付け、家族との写真撮影のサービスを提供しようと、地元などからボランティア14人が集結。車いすを利用する多くの新成人も出席し、友人らとの再会を楽しんだ。
あいさつで、川谷瑞紀さん(20)は「育ててくれた家族、支えてくれた地域の方々に感謝します。社会人の一員として感謝される人になりたい」、笠原ももさん(20)は「できることを少しずつ増やしたい。頑張りたいことは料理。献立を決めることから一人でやりたい」とそれぞれ誓った。