海星女子が初の全国 創部13年、部員8人結束 全国高校選抜剣道県予選

全国大会初出場を決めた女子の海星=諫早市森山スポーツ交流館

 剣道の全国高校選抜大会県予選最終日は19日、諫早市森山スポーツ交流館で男子の準々決勝から決勝、女子の準々決勝から4強による決勝リーグが行われ、島原が2年連続で男女優勝を果たした。島原男女と女子2位の海星は全国大会(3月27、28日・愛知)の出場権を獲得した。

 ■海星女子が初の全国 創部13年、部員8人結束

 創部13年目で全国大会初出場を決めた女子の海星。長崎市などの自宅から通う部員8人が結束して第2代表権をつかんだ。鶴羽監督は「中学時代は実績のない子たち。同じ目標に向かって、全員が一生懸命稽古に励んで頑張ってきた」と賛辞を惜しまなかった。
 決勝リーグ初戦の大村戦は先鋒山脇が2本勝ち。この貴重な1勝を守り、1-1の本数差で競り勝った。続く島原戦は0-2で敗れたが、1勝1敗同士で迎えた佐世保北との直接対決は、先鋒、次鋒の1年生が躍動。山脇が1本勝ちすると、次鋒平山も続いた。この流れを最後まで切らさず、2-1で2枠目の全国挑戦権を獲得した。
 表彰式後、受け取った賞状や盾を手に笑顔の輪が広がったチーム。主将の大将峰は「まだ県代表として出られる実感が湧かない。一つでも上にいけるように頑張る」と声を弾ませていた。

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