海の森・山の森事務局が受賞 トム・ソーヤースクール企画

グランプリを受賞した海の森・山の森事務局の豊田理事長

 ユニークで創造性に富んだ自然体験活動を支援する「トム・ソーヤースクール企画コンテスト」で、一般部門のグランプリとなる「安藤百福賞」に、NPO法人海の森・山の森事務局(横浜市港北区、豊田直之理事長)の活動が選ばれた。

 同法人の活動「子どもたちと取り組む未来へのゼロ・マイクロプラスチック大作戦!」では、川や海と親しむ体験を通して子どもたちの環境に対する興味を高め、海洋汚染問題に向き合う機会を提供。「子どもたちの興味を引き付ける工夫に優れており、実施回数や参加者数も多く、高い広報発信力を感じる」と評価された。

 県内関連では「トム・ソーヤー奨励賞」に横浜市立大岡小学校(同市南区)の「こちら横浜やきもの研究所!~伝統と環境を未来につなごう~」と、NPO法人暮らし・つながる森里川海(平塚市)の「子どもが元気、いきもの元気、地域が元気『湘南いきもの楽校水ガキ養成講座』」の2活動が選定され、「努力賞」には横浜市立下野庭小学校(同市港南区)の「命あふれる自然館大作戦!~よこはまメダカを守りタイ!~」が選ばれた。

 コンテストは公益財団法人安藤スポーツ・食文化振興財団が主催し、今年で18回目。全国の団体や学校から優れた自然体験活動の企画案を公募した。表彰式は25日、横浜・みなとみらい21(MM21)地区の「カップヌードルミュージアム」で開かれる。

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