ロイヤルズ 生え抜きのベテラン・ゴードンと再契約目前に

ロイヤルズが自軍からフリーエージェントとなった生え抜きのベテラン外野手、アレックス・ゴードンと1年契約で再契約合意目前となっていることが明らかになった。まだ球団からの正式な発表は行われていないものの、身体検査を経て、早ければ数日以内にも再契約の成立が正式に発表される可能性があるようだ。日本時間1月25日にはファンフェスタが行われる予定であり、そこで記者会見が行われることになるかもしれない。

現在35歳のゴードンは、昨季ロイヤルズで150試合に出場して打率.266、13本塁打、76打点、OPS.741を記録。2016年から3年連続で6割台だったOPSは7割台に上昇し、76打点は2013年に81打点を記録して以降、自己最多の数字だった。また、ハイレベルな左翼守備も健在で、3年連続7度目となるゴールドグラブ賞も受賞した。

2005年のドラフトでロイヤルズから全体2位指名を受けてプロ入りしたゴードンは、2007年にメジャーデビューを果たし、ロイヤルズ一筋で昨季まで13年間プレイしてきた。キャリア序盤は三塁手として伸び悩みが続いていたが、外野手にコンバートされた2011年にブレイクを遂げ、打率.303、23本塁打、87打点、OPS.879の好成績をマーク。2013年から3年連続でオールスター・ゲームに選出され、2014年はリーグ優勝、2015年はワールドシリーズ制覇に貢献した。2011年から4年連続、2017年から3年連続、合計7度のゴールドグラブ賞を受賞するなど、守備力も非常に高く、2014年にはプラチナグラブ賞も受賞している。

昨季限りでロイヤルズとの4年契約が終了し、年俸2300万ドルの相互オプションを破棄されてフリーエージェントとなったゴードンは、ロイヤルズ一筋のキャリアを終える可能性を示唆。昨年5月の時点では、MLB公式サイトに対して「現役続行の可能性は60%」と話していたが、チームの正左翼手としてロイヤルズで14年目のシーズンを迎えることが確実となった。

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