高橋克典主演「庶務行員・多加賀主水」第4弾決定!「ようやくキャラクターを完成させることができた」

テレビ朝日系では2月16日に、ドラマスペシャル「庶務行員・多加賀主水4」(午後9:00)を放送することが決まった。主演・高橋克典がアツい正義感を持つ銀行の“庶務行員”多加賀主水となり、巨悪に対抗する姿を描くミステリー作品の第4弾で、今回は主水がいきなり警察から任意同行を求められるという衝撃のシーンからスタートする。

同作は、元銀行マンの肩書を持つ作家・江上剛氏の同名小説シリーズを原作に、曲がったことは許さない、忖度(そんたく)とは無縁…そんな熱い正義感ゆえに世界を放浪するハメとなり、ワケあって現在は“庶務行員”として勤務する男・多加賀主水(高橋克典)が巨悪に対抗する姿を描くミステリー。これまで2017年10月、19年2月、11月にドラマスペシャルが放送されており、第4弾は、主水のトレードマークでもある“狐の面”を付けた放火魔が次々と街の嫌われ者たちの自宅に火を放つ事件が発生。“高田稲荷神社の遣い”をかたる放火犯の正体と、その背後にうごめく黒い策略を主水が暴き、街の人々の心とお金を救っていく。

同シリーズについて高橋は「1作目の時から江上剛さんの骨太な原作を2時間のエンターテインメントドラマに落とし込む作業には、とても苦労してきました。毎回、ゼロからスタートする気持ちで、“次回はもっと面白いものを…”と試行錯誤しながら続けてきたんです」とコメント。第4弾の制作決定には、「“また、この作品に臨むことができる”“今度はもっとしっかり作品作りをするぞ”という思いがわいて、うれしかったですね」と喜びを語った。

また、第4弾で進化を遂げたところについては、「このシリーズは“往年の2時間ドラマを再現しよう”というコンセプトで挑んできました。僕の役名も“主水”だけに、故・藤田まことさんの演じられた『必殺仕事人』の中村主水の茫洋とした感じといいますか、本作では2時間ドラマファンの皆さんが愛してくださるようなキャラクターをより意識しました。ちょっと“おじさん”っぽく演じてみようと思い(笑)、スーツの色をグレーにしたり、髪の毛もおろしたり…。今回、ようやく多加賀主水というキャラクターを完成させることができたと思っています」と手応えを実感している様子。

最後に高橋は視聴者に向けて、「イマドキなネタを盛り込みつつ、あくまでエンターテインメントであることを目指して楽しめるよう作っていますので、2時間ドラマのファンの方、時代劇ファンの方、そしてミステリー好きな方、皆さん気楽に和みながらご覧いただければと思います。僕がテレビ朝日系で主演させていただいた『広域警察』(2010~17年)という2時間ドラマは全9作でしたので、この『庶務行員・多加賀主水』シリーズはなんとか10本まで続けていきたいですね!」とメッセージを送った。

また、第1弾から主人公を手助けする女性行員・生野香織を演じてきた夏菜も、「こんなに長期にわたって一つの役を演じるのは初めて。貴重な体験なので素直にうれしいです」と第4弾制作に大喜び。さらに今回は、キャバクラ店に潜入捜査するというアクティブな活躍を見せるが、なんとそのロケ先は奇しくも夏菜がドラマデビュー作で高橋と初共演を果たした際の思い出の店だったという。「一番最初に克典さんと学園ドラマでご一緒した時、私の役柄が高校生でありながらキャバクラでアルバイトをして先生に見つかるという設定だったんです。今回のロケ先が当時と同じお店だったこともあり、思い出が鮮明によみがえりました。まさに“運命”ですね!」と意外な縁を明かした。そして最後に、「今回は思わぬ展開があって、これまでで一番見応えがあります。火や水を使ったアクションやカット割りにもこだわっていて、めちゃくちゃ面白くなるんじゃないかなと期待しているので、皆さんにもまたひとひねり加わった“多加賀主水”を楽しみにしていただけたら…」とアピールしている。

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