人口減対策 道半ば 河野知事就任10年目

11月定例県議会で発言を求め、宮崎カーフェリーの航路維持に向けた決意を述べる河野知事(左)。就任10年目の2020年は県勢浮揚に向け成果が問われる=昨年12月11日、県議会議場

 河野俊嗣氏(55)は21日、知事就任10年目に入った。県トップに就いた2011年以降、口蹄疫からの復興・再生や高速道整備、スポーツランドの推進など一定の成果はあるものの、最重要課題の人口減少対策は道半ば。「明確な将来ビジョンが示されていない」との指摘も絶えない。3期2年目の20年は東京五輪・パラリンピック、本県初開催の国民文化祭、全国障害者芸術・文化祭などのビッグイベントが控え、県勢浮揚に結び付けられるか成果が問われる正念場となる。

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