バド桃田選手、日本代表HCら会見 来月合宿参加も

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事故に巻き込まれた桃田選手の当時の様子を話す朴HC=20日

 遠征先のマレーシアで交通事故に巻き込まれて負傷したバドミントン男子シングルスの世界ランキング1位の桃田賢斗選手(25)=NTT東日本、福島・富岡高出=について、日本代表の朴柱奉ヘッドコーチ(HC)らが20日、東京都内で記者会見し、今後の見通しや当時の状況などを説明した。

 朴HCは、本人の精神的な回復などを前提としながらも、2月3日から都内で開催される代表合宿に参加する可能性を示唆。復帰のめどを3月11日開幕の全英オープン(バーミンガム)としていることには「本人も出たいだろう。(大会まで)7週間あり、順調に回復すれば問題ない」との見解を示した。

 会見には、男子シングルス担当の中西洋介コーチも同席。事故直後の現場で桃田選手は路肩に座り込んでおり、「出血もしていた。放心状態で会話できる状況ではなかった」などと振り返った。

 朴HCは「姿を見て涙が出た。タオルもなく、自分のジャージーを掛けたら、『バドミントン大丈夫ですか(できますか)』と聞かれ、『大丈夫』と答えた」などと明かした。病院では治療後にテレビを見るなど、次第に落ち着いた様子を見せていたという。

 13日早朝に事故に遭い、顔面3カ所の裂傷や全身打撲と診断された桃田選手は、15日に帰国。精密検査の結果、ほかには「身体面に異常なし」とされた。