「カクテルの材料に」 海外のスピリッツ専門家 沖縄で泡盛メーカー視察

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泡盛の原材料の発酵が進む貯蔵タンクの香りを嗅ぐ海外視察団の参加者ら=20日、那覇市の瑞穂酒造

 国税庁は20日、沖縄の地酒「泡盛」の魅力を世界に発信する目的で、海外からスピリッツ(蒸留酒)の専門家を招いた。アメリカやイギリス、カナダから7人が県内の泡盛メーカー3社を視察し、泡盛の歴史や製造方法などについて、担当者の説明に真剣な表情で聞き入っていた。

 視察は国税庁が海外向けに日本産酒類の認知度向上と輸出拡大を図る目的で実施。これまでは日本酒メーカーを中心に視察。3回目の今年から泡盛・焼酎メーカーも視察に加わった。

 参加者らは石川酒造場(西原町)、瑞穂酒造(那覇市)、忠孝酒造(豊見城市)の3社を訪問。泡盛製造に欠かせない黒こうじ菌の特徴や、泡盛の種類などの説明を受けた後、製造工程を見学した。また、古酒などの試飲や、料理のペアリングなどを体験し、泡盛の魅力に触れた。

 イギリスからきたハンナ・ランファーさんは「泡盛は香りもよく、辛味だけでなく、甘味も感じられ特徴的な味わいだ」と評価。「カクテルの材料として、アメリカで人気を得られれば、世界中で認知されるはずだ」と指摘した。