JICA(ジャイカ)海外協力隊 S.Yさんのコロンビアだより

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あわら市出身のJICAシニア海外ボランティアのS.Yさんが、派遣国であるコロンビアでの生活や活動について紹介します。

■No.16最近のコロンビアの状況
今回は、最近のコロンビアの状況を紹介します。
こちらでは民主主義が尊重されていて、だいたい月一回くらいの割合で学生や組合を中心としたデモやストライキが行われてきました。その理由としては、政府が予算を教育分野に多く配分しないで学費を値上げしたり、税金を上げたりする一方で、長年腐敗しているためにお金が消えていることや、年金、民族に関する問題など多くあります。最近は、ラテンアメリカの至るところで抗議活動が起こっています。
11月21日に、コロンビアでは全国一斉にいろいろな立場からの抗議活動が終日行われ、その後も政府の対応が不十分なため、連日のようにデモなどが実施されました。それに対して治安維持のために、各市は夜間外出禁止令や飲酒禁止令を出したりしています。
さて、ここで問題です。12月1日には南米で一斉に抗議行動が行われました。それは、ある物を自宅から持参してみんながたたくというものです。何をたたくのでしょう?……答えは、鍋です。この活動は、今まで南米の他の国では行われていましたが、コロンビアでは今年が初めてだそうです。
日本と比べると、コロンビアでは貧富の差が激しいので、少しずつ是正する方向で進んでいくことを願っています。

▽S.Yさん(56歳)
職種:数学教育
あわら市出身。51歳の時にJICA海外協力隊に初参加。ウガンダ共和国で2年間活動を行った。今回が2度目の参加となる。