いま人気急上昇!飲みやすいものから個性的なものまで奈良市のクラフトビール・ベスト3

 毎週月~金曜日 ゆうがた5時58分から放送している奈良テレビの「ゆうドキッ!」。月曜日は「NARA ベスト3」と題して、奈良をすみずみまで知る奈良まほろばソムリエの皆さんに、おすすめのグルメやスポットを3つずつご紹介いただいています。

今回はならまほろばソムリエの会 理事・大山さんのおすすめです。今回大山さんが紹介してくださるのはこの時期に訪れたい「奈良市のクラフトビール ベスト3」です!

クラフトビールってなに?

いわゆる大手ビールメーカーなどではなく独立した小規模な醸造所でつくられたビールのことです。個性的なビールが多く、作り手の想いが伝わりやすいのもクラフトビールの魅力の一つです。

フルーツを使ったビール!?

1軒目は、ならまちの落ち着いた雰囲気の中に佇む「なら麦酒(ビール)ならまち醸造所」です。

三角の入り口が印象的で、奈良市内で初めてオープンしたクラフトビールの醸造所なんです。レストランも併設されていて、ビールとイタリアンを一緒に楽しめますよ。

大山さんのオススメは、この「ならまちエール」!

赤みがかった琥珀色のビールで奈良県産の大和ほうじ茶を使っています。香ばしい風味が特徴的で上品な味わいですよ!

ほかにも季節のフルーツを使ったビールもオススメです。こちらは奈良県産の苺「あすかルビー」が使われています。

ビールを煮沸する段階でたっぷりの苺を入れて風味を出していくそうなんですが、ふわっと広がる苺の香りも楽しんでいただけます!

苺を入れるタイミングなど、とても細かくこだわって作っていらっしゃいます。季節によって、ゆずやレモンのビールも登場するようですよ!

代表取締役・青山 政義さん

「できるだけ奈良県産のものを使いたいと思って、いろいろ探しながら良いものはどんどん取り入れていけたらと思います。一人でも多くの人に良い思い出を作っていただけるお店を目指しています。」

オープンから3カ月の新星

2軒目は…近鉄奈良駅から歩いて1分ほど、ひがしむき商店街にある「大和クラフトビアテーブル」さんです。

こちらはオープンしてからまだ3カ月ほどの新しいお店です。ピザは500円とお手軽価格ですが、お店の窯で焼いていて本格的なんです!

そんな絶品のピザにも合うビール…それがこちら!

「オリジナルペールエール」です。このビールはお店のオリジナルで飲みやすくキレのあるビールです。

さらにグラスに描かれたロゴにも思いがるようで…

ディレクター・加登 慶史さん

「ビールにこだわりがあることはもちろん、2機あるのは、お客さまと僕たちブルワーでクラフトビールの世界を広めていきたいという意味です。ピザ以外にも、肉本来の旨味を味わえる低温調理にこだわったお肉も提供しています。ぜひ、お好みのクラフトビールでペアリングをお楽しみください!」

香りと苦味のバランスが絶妙でごくごく飲んじゃいますよ!他にもお店の魅力は常に全国各地のビール10種類ほどが用意されているところです!

その日の気分で選ぶのもオススメ。

ディレクター・加登 慶史さん

「お客様にクラフトビールを知ってもらいたいので、常時10種類以上のクラフトビールを繋ぎ、いろいろなスタイルをお客様に提供しています。ドリンカビリティーという飲みやすいビール、ようするに2杯目、3杯目も同じものを飲んでいただけるようなビールを目指しています。」

奈良ならではのネーミングにうっとり

3軒目は猿沢池ちかくにある「ならまちセンター」のすぐ横の道に入ったちょっと意外な場所にある「ゴールデンラビットビール」さん。

こちらの代表である市橋さんは、日中はサラリーマン、仕事終わりにお店をするという珍しく二足のわらじを履いています。副業とはいえ、本業そのものの本気度で醸造に使う大麦を月ヶ瀬で収穫するなど、こだわりを持ってビール造りに励まれています。

代表・市橋 健さん

「ゴールデンラビットビールはビールを通じて奈良の魅力を伝えていくことを使命としており、奈良の食材や名前など様々な奈良の魅力をビールに込めながら、多くの方に知っていただきたいという思いで造っています。」

そんなビール愛を持った市橋さんのビールは奈良に関する名前を付けたものが多いんです。例えば、こちらは大和にかかる枕詞の「そらみつ」です。

そらみつとは「大空から見て、よい国だと選びさだめた日本の国」という意味。あまり苦くなくフルーティーですっきりとした味わいです。

さらに、こちらはココナッツを使ったビールなんですが、苦味と甘さの絶妙なバランスで、なんとチョコレートの味がする不思議な黒ビールなんです!

ビールが苦手な方にもぜひ飲んでみてほしいビールです。

店名に「うさぎ」が入っているのも印象的ですが、これは桜井市の大神神社にあるウサギの像「撫でうさぎ」から取ったそう。そのうさぎを撫でると体の悪いところを癒してくれることから自分たちのビールを飲んで幸せになってほしい、うさぎのように飛躍できるように…との願いから「ゴールデンラビット」と名前を付けたそうです。

代表・市橋 健さん

「ゴールデンラビットビールのタップルームでは、奈良にちなんだクラフトビールがたくさん並んでいます。ぜひ一度、飲みにいらしてください!」

気になるお店の場所は!?

奈良市のクラフトビールのお店、場所を確認しておきましょう。「なら麦酒ならまち醸造所」さんは1月2月は営業時間がご覧のように変わりますので、お気を付けください。「大和クラフトビアテーブル」さんは、近鉄奈良駅からすぐのひがしむき商店街にあります。ビールの種類が多く気軽に楽しめるお店です!「ゴールデンラビットビール」さんは、猿沢池の近くです。奈良らしさが感じられるビールがたくさんありますよ!

・ 奈良テレビ放送 ゆうドキッ!より

※記事は取材当時の情報です。

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