玩具市場調査、2018年度は6,667億円…TCGが回復

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2018年度玩具9品目別市場規模

矢野経済研究所は、玩具市場に関する調査を実施。2018年度の国内玩具市場規模(メーカー出荷金額ベース)は、主要9品目で前年度比4.3%減の6,667億円、テレビゲームを除く主要8品目では前年度比3.8%増の3,517億円と推計した。

調査は、玩具・模型ホビー・テレビゲーム関連メーカー、卸問屋、小売事業者などを対象に、2019年11月~12月、直接面談や電話、電子メールによるヒアリング、ならびに文献調査を併用して実施。同調査における玩具市場とは、「電子玩具」「模型・ホビー」「男児玩具」「女児玩具」「ゲーム類(アナログゲームなど)」「季節物・雑玩具」「基礎玩具」「ぬいぐるみ」「テレビゲーム」の主要9品目を指す。

2018年度の国内玩具市場規模は主要9品目で前年度比4.3%減の6,667億円、テレビゲームを除いた主要8品目では前年度比3.8%増の3,517億円と推計した。主要8品目(季節物、雑玩具を除く)は全般的に好調だったが、大手メーカーの家庭用ゲーム機(ソフトを含む)に対する需要が落ち着いたこともあり、テレビゲームを含む9品目では縮小した。

品目別では、男児玩具のトレーディングカードゲーム(TCG)はルール変更などの影響から一時期ユーザー離れを招き不調だったが、2018年度には回復。市場規模(メーカー国内出荷金額ベース)は、主力タイトルが軒並み好調だったことなどが要因で、前年度比30.2%増の435億円となった。また、女児玩具では商品パッケージを開封するまで、中身がわからない玩具「サプライズトイ」という新たな玩具が大きな話題を呼んだ。

2019年度の国内玩具市場規模(メーカー国内出荷金額ベース)の予測については、主要9品目で前年度比2.3%増の6,819億円、テレビゲームを除く主要8品目では前年度比1.4%減の3,469億円。主要8品目全体の3割ほどを占める男児玩具全般は、目立ったヒット商品がないことから、主要8品目全体にマイナスの影響を与えるとみている。

田中志実