足利学校のひみつ 八

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楷樹(かいじゅ)【栃木県指定天然記念物】

足利学校遺蹟図書館の脇に1本の巨木があります。この木は楷樹と言い、別称『ナンバンハゼ』『孔子(くし)の木』とも呼ばれます。ウルシ科に属する落葉樹で、秋には美しく黄や朱色に紅葉します。枝や葉が整然としていることから、楷書の語源になったとも言われています。
大正4年に白澤保美(やすみ)林学博士が曲阜(きょくふ)を訪れ、孔子のお墓がある孔林(こうりん)から種子を持ち帰り育て、その苗木が足利学校や湯島聖堂(東京都)、閑谷(しずたに)学校(岡山県)など、儒学と縁が深い施設に贈られ日本で普及しました。

曲阜の孔林を参拝した時には、是非、足利学校の親の木を見つけてみましょう。