市長から皆さまへ もっと自然の中で外遊びを

©株式会社VOTE FOR

私が小さいころは、遊ぶことが仕事といえるほど、年がら年中遊びほうけていました。山登り、木登り、川遊び、砂遊び、昆虫採集、自転車遊び、はたまた屋根から乗り降りするくらいの竹馬を自分で作ったりと、数えだしたらきりがありません。一方で今の子どもたちは、お稽古事や塾通い、時間ができたら携帯端末などでゲームと、外で遊ぶ機会がずいぶん減ってきた気がします。
ところが、自然の中で遊ぶという行為は、脳の機能構築に大きな役割を果たしているようなのです。
最近の研究では、子どもに自然の中で外遊びを自由にさせることが、脳の発達や人間関係の構築に大きな影響を及ぼすという報告がなされています。特に外遊びを通じ五感を経てさまざまな刺激が脳に加わることで、脳の発達が促され、さまざまな機能を獲得していくとのことです。ヒトをはじめとする霊長類の大脳皮質のなかで、中心溝から前方にある部分は前頭葉とよばれ、この部位が特異的な役割を果たすことで、認知機能から運動機能などの幅広い脳機能が達成されています。外遊びがこの部位を鍛えるのです。
例えば、子どものころに高い所に登った経験が少ない人は、高所恐怖症になりやすいといわれています。自然の中で遊ぶということは、次々に新しい発見(経験)が生まれ、同時に「なぜ?」という疑問も生まれます。さまざまな情報を集めて疑問を解き、創意工夫して困難を乗り越えるなかで、脳が機能を広げていきます。
改めて子ども達と自然の交わりを考えてみたいものです。