フジテレビ系では4月からアニメ「デジモンアドベンチャー：」（日曜午前9：00、開始日未定）をスタートさせる。映画やテレビ番組、ゲームなどで数々の話題を作り、国内外で愛されてきた伝説のコンテンツ＜デジモン＞シリーズが、完全新規ストーリーのテレビシリーズとして装いも新たに生まれ変わる。
同作は1997年に発売された携帯型ゲーム「デジタルモンスター」から派生したアニメ版の完全新規ストーリー。99年3月にテレビシリーズの1作目がスタートし、タイトルを変えながら2007年3月まで放送され、映画版なども制作されてきた。今回は第1作にして最大の人気作「デジモンアドベンチャー」をリブート。アニメ放送を最初に開始した99年当時と2020年の現在では、インターネットやその関連技術の発展でデジタルという言葉の印象も大きく変わっている。そんな時代背景を考慮し、テレビシリーズで描かれた「デジタルワールドの冒険」と劇場版で描かれた「現実社会とのリンク」による、リアルなネット社会の描写を盛り込んでいく。
プロデューサーの櫻田博之氏は「アニメの歴史に残る作品『デジモンアドベンチャー』が完全新作ストーリーの最新のアニメーションとなって、新たに放送されます！ 少年・八神太一たちとアグモンたちデジモンとの物語が始まります。携帯、SNSなど今世界を席巻するネットワークを舞台にかつてない大冒険」とアピール。同じくプロデューサーの江花松樹氏は「1999年の第1作目放送から21年。技術の発展で“デジタル”がより身近になった今、満を持してデジモンシリーズの最新作を放送します！ 電子機器の暴走やフェイクニュース、大停電など…デジモンたちによって引き起こされるさまざまなデジタルクライシスに太一とアグモンたちが派手なアクションで立ち向かいます。2020年の“今”だからこそ描ける“新しいデジモンアドベンチャー”にご期待ください！」と話している。
物語の舞台は、ネットワークが今や人間の生活にとってなくてはならないものとなった西暦2020年。ある日、首都圏を中心に大規模なネットワーク障害が発生。めちゃくちゃに明滅する信号や、文字化けした屋外ビジョン。サイバーテロだと報じるニュースが流れるなか、東京近郊のタワーマンションに住む小学5年生の八神太一は、渋谷へ出かけた母と妹のヒカリが停車できなくなった電車に乗り込んでいることを知る。母と妹を助けるために渋谷へと急ぐ太一だが、駅のホームに向かうその瞬間…「選ばれし子どもたち」に不思議な現象が起き、太一はデジタルワールドへ！ 子どもたちはパートナーのデジモンと出会い、未知なる“アドベンチャー”に立ち向かう！
