「選手に触らない」がマナー 屋台だけでなく足湯がある球団も…キャンプの楽しみ方【宮崎編】

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日南でキャンプを行う広島【写真:広尾晃】

巨人、西武、広島は駅から徒歩、巨人、オリ、鷹はシャトルバスでアクセス可能

 2月1日は「プロ野球の元旦」。この日から選手は新しいユニフォームにそでを通すことが許され、春季キャンプ地で始動する。プロ野球キャンプの楽しみ方について紹介しておこう。まずは宮崎編。

○足(交通の便)

 宮崎県では宮崎市でソフトバンク(1~3軍)、オリックス(1~2軍)、巨人(1~3軍)、日南市で西武(A班=1軍中心)、広島(1、2軍)、西都市でヤクルト(2軍)が、キャンプを張っている。このうち巨人は2月中旬から1軍が沖縄県那覇市に移動する。広島も沖縄県沖縄市に移動する。また広島は1軍と2軍は異なるキャンプ地でキャンプを張っている。

 鉄道の駅から歩いてキャンプ地に行けるのは、巨人(JR日南線、木花または運動公園)、西武(JR日南線南郷)、広島(JR日南線油津)の3つ。しかしJR日南線は便数が少ない。JRの宮崎駅前からは、巨人、オリックス、ソフトバンクのキャンプ地直通のシャトルバスが出ている。どのバスもチームのラッピングをしているのでわかりやすい。便数はキャンプ地によって異なるので確認が必要だ。西都のヤクルト2軍キャンプ地にはバスで西都バスセンターまで行ってそこからタクシーということになる。

 複数のキャンプ地を1日で見ようと思えば、やはりレンタカーが欲しいところ。宮崎駅前にレンタカーの店があるので、ここで車を借りればいい。宮崎市内のキャンプ地なら3つとも見ることは可能だ。

○スケジュール

 キャンプ地の入り口にはその日の練習スケジュールを書いた紙が掲示される。これをしっかりチェックしよう。プロ野球のキャンプは、ざっくり言えば午前中はウォームアップから全体練習、午後は個別の練習や練習試合ということになる。投手と野手は別々に練習することが多い。一般的に野手陣がメイングラウンド、投手陣がサブグラウンド。

 宮崎は朝は冷え込むことも多いので、選手は入念にアップをする。朝9時ころから始まって、10時半ころまでは選手がグラブやバットを持つことはない。ここから、投手、野手に分かれてペッパーやキャッチボールが始まり、さらに投手は投内連係、野手はシートノックなどが始まる。

 投手がブルペンに入るのは昼近くになってからだ。最近はキャンプインの時点で十分に仕上がっている投手が多いので、ブルペンに入る時期は早まっているが、それでも投球練習は慎重だ。最近はブルペンでの投球練習を公開している球団も多くなっている。

 昼頃になると、メイングラウンドでは打撃練習が始まる。また、サブグラウンドでは若手野手の「特守」が行われることも多い。これもキャンプの見ものだ。夕方4時くらいまで個別の練習が行われる。最近は紅白戦や練習試合も2月上旬から組まれることが多くなっている。午前中は練習、午後は試合というパターンも多くなっている。

風が強く帽子などが飛ばされるので注意、また朝は氷点下になることも多い

○食事・グッズ

 ソフトバンクや巨人はキャンプ地に大きな屋台村が並ぶ。地元の名産品やお弁当、スナック類などが販売されている。また足湯などの店もある。オリックス、広島、西武も規模は小さいが食事ができる屋台が出る。ただ2軍のキャンプ地ではこうした出店はほとんどないので注意が必要だ。

 さらに各キャンプ地には球団のオリジナルグッズの店舗も並ぶ。最新のレプリカユニフォームや、キャンプ限定のグッズなども並んでいる。またサイン用の色紙を購入することもできる。

○気を付けたいこと

 サインをもらうことをお目当てに来るファンも多い。球団側も選手にファンサービスをするように言ってはいるが、選手はキャンプ地に「練習」をしに来ている。ファンサービスはあくまで「空いた時間」に行う。オリックスは「サインをする場所」を指定し、広報スタッフが立ち合いの上で選手がサインをしている。そういう形で球団が管理していることも多い。

 グラウンドからブルペンに向かう投手など、移動中の選手には、サインをねだらないのがマナーだ。サインをもらいやすいのは、午後、一通り選手が練習を終わって引き上げる前のタイミングだ。それ以前の問題として「選手には触らない」ことを基本にしたい。選手は体が資本だ。握手など選手が合意した場合を除き、選手に一切触れないのがファンのマナーだといえるだろう。

 すべてのキャンプ地に喫煙場所が用意されているが、それ以外の場所での喫煙はできない。愛煙家はマナーを守りたい。宮崎県のキャンプ地はどこも風が強い。帽子や衣服などが風で飛ばされることもあるので注意したい。また朝は氷点下になることも多いので、防寒の備えは入念にしたい。(広尾晃 / Koh Hiroo)