蘇州市が続ける対外開放の拡大に世界が注目

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蘇州市が続ける対外開放の拡大に世界が注目

 1月3日撮影した蘇州開放再出発大会の様子。(蘇州=新華社配信/王亭川)

 【新華社蘇州1月21日】中国江蘇省蘇州市の中国(江蘇)自由貿易試験区蘇州片区(エリア)はこのほど、金融分野のオープンイノベーションに関する16の具体的措置を推進することを明らかにした。本部機能を持つ「本部型」金融機関や一定以上の規模を持つ「規模型」準金融機関に関する政策により力を入れ、フィンテックやクロスボーダー・ファイナンス、ベンチャーキャピタルのエコシステムなどに関する政策的支援とイノベーションを強化していくという。

蘇州市が続ける対外開放の拡大に世界が注目

 1月3日撮影した蘇州開放再出発大会の様子。(蘇州=新華社配信/王亭川)

 同エリアは昨年9月の設立以降、相次いで政策文書18部を公布、イノベーションに関する措置22項目を打ち出した。また、新規の国内資本企業による登記資本金は168億4500万元(1元=約16円)、契約ベースの外資導入額は6億4600万ドル(1ドル=約110円)、実行ベースの外資導入額は2億3700万ドルとなり、包括的な開放の構図を常に深化させている。

蘇州市が続ける対外開放の拡大に世界が注目

 1月2日撮影したパナソニックの中国・北東アジア社の本間哲朗社長。(蘇州=新華社配信/王亭川)

 パナソニックの代表取締役専務執行役員で中国・北東アジア社社長の本間哲朗氏は3日に開かれた蘇州開放再出発大会で、パナソニックは現在、蘇州市内に14の法人企業と出先機関を擁しており、今後も引き続き同市での事業を強化し、同市の現代サービス業への支援を通じて地元産業の構造転換と高度化を後押ししていくと表明した。

 ダクタイル鋳鉄の製造や機械加工を手掛ける中日合弁企業の蘇州石川製鉄は、2008年には早くも中国高速鉄道に関する受注契約を結び、高速鉄道運行の安全性を確保するレール固定金具を提供してきた。同社の王瑩麟(おう・えいりん)総経理によると、上海・南京間を結ぶ滬寧(こねい)都市間鉄道や北京・上海間を結ぶ京滬(けいこ)高速鉄道を含む高速鉄道で、総延長2800キロ以上に及ぶ線路に同社の鋳造したレール固定金具が採用されているという。

蘇州市が続ける対外開放の拡大に世界が注目

 2019年10月29日、小型無人機から撮影した蘇州市市街地。(蘇州=新華社配信/王亭川)

 蘇州市は、産業やプラットフォームの優位性の他、一貫して企業に対する親切な「親商」サービスの提供を売りにしている。同市は外資系企業の参入許可に関するネガティブリストによる管理モデルを全面的に実施し、外国投資家が国内投資家と同等の待遇を受けられる制度的保証を強化している。同市は優遇支援政策を、すべての企業に対して透明性をもって公開し、平等に適用していることから、世界銀行の「中国投資環境評価金メダル都市」と米経済誌「フォーブス」の「中国大陸最優秀商業都市」に相次いで選ばれている。(記者/朱篠、劉巍巍)