関東整備局/多摩川河川整備計画を検証へ有識者会議設置/台風19号被害受け

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関東地方整備局は、昨年10月の台風19号による大雨でいっ水被害が発生した多摩川を対象に、整備計画の内容を検証する。大雨時の河川流量や被害状況などを基に、現計画で洪水が安全に流せるかどうか調べる。国土交通省の直轄管理区間を対象に有識者会議を設置。会議では堤防などのハード整備の方向性なども議論する。

設置するのは「多摩川河川整備計画有識者会議」。学識経験者や研究機関の実務者などで構成する。オブザーバーとして東京都と神奈川県も参加する。24日に東京都中央区の鉄鋼会館で初会合を開く。検討成果の取りまとめ時期などは決まっていない。

河川整備計画は、直轄管理区間で安全に水を流すことができる流量の目標を設定した上で、堤防整備や河道の掘削、浸透・浸食対策などの方針を明らかにしている。会議では台風19号の豪雨による河川流量と現行の計画流量を比べ、安全が保てるかどうかを詳しく検証する。ハード整備の目標も議論して、見直しかどうか決める。

有識者会議の委員は▽池内幸司東京大学大学院教授▽石黒雄一神奈川県水産技術センター内水面試験場場長▽小野一之府中市郷土の森博物館館長▽加藤亮東京農工大学准教授▽知花武佳東大大学院教授▽手塚広一郎日本大学教授▽長谷川敦子東京都島しょ農林水産総合センター振興企画室長▽葉山嘉一日本鳥類保護連盟評議員▽福岡捷二中央大学教授▽古米弘明東大大学院教授▽星野義延農工大教授-の11人。