身近なことから政治を考えよう!ジブンゴト会議:ファッション×政治「買い物は投票と似ている?」(NO YOUTH NO JAPAN)

こんにちは、NO YOUTH NO JAPAN(Instagram: noyouth_nojapan)です。
私達は2019年12月23日に「ファッション×政治」をテーマに”ジブンゴト会議“というイベントを行いました。今回の記事では、その様子をお送りいたします!

ジブンゴト会議って何?イベントの目的

NO YOUTH NO JAPANはインスタグラムを中心に活動を続けていますが、
オフラインでも政治をより身近に、自分のこととして考えられるようなイベントを開催したい!」
という想いをきっかけにジブンゴト会議は始まりました。

食、子育て、ジェンダー、そして洋服やファッションといった身近なものから政治を考えることで
イベント参加者に当事者意識を持ってもらうこと(=”ジブンゴト化”)を目的としています。

初めての開催となった今回のテーマは『ファッション』。
エシカルブランドTSUNAGUを運営する小澤茉莉(Twitter: @mari_kozawa)さんを招き、弊団体代表の能條桃子とのクロストークやワークショップを交えつつ、
参加者の方には今日から行うアクションを持ち帰ってもらいました。

ファッション×政治=?

イベントは、大きく二部構成で行いました。
第一部ではNYNJの紹介をさせていただいき、1人ずつアイスブレイクをかねて自己紹介をしました。
その後、ファッションが社会に与えている悪影響と、その解決を目指す「エシカルファッション」の考え方について、実際に社会で行動を起こしてきた小澤茉莉さんからお話してもらいました。

例えば、2013年にバングラデシュの首都ダッカで起きた「ラナ・プラザ」崩壊事故
参考:https://www.afpbb.com/articles/-/3071063

縫製工場が入っていたビルは1,000人以上の死者を出す大惨事となり、ファッション産業に疑問を呈すると共に、消費者である我々の意識の変革を促す出来事でもあったと言えます。
私たちが一消費者になるとき、基本的に見えているものは価格と商品だけですが、この事故はその先にある生産者の労働環境や生産過程も見てほしい・知ってほしい、という訴えを強く残しました。
資本を持つ民間企業が解決策を考えるだけでなく、消費者として何ができるかということを考えるきっかけを与えてくれた事件でした。

アットホームな雰囲気の中でスタート! NYNJ代表:能條桃子

小澤さんと能條のクロストークではヨーロッパの事例や法律の話にも触れ、
市民(消費者)、企業、政策(政府)の三角構造から政治とファッションの関係について話しました。

みなさんは普段服を買うとき、何を基準に買いますか? TSUNAGU理事:小澤茉莉

ファッションと政治ってどう関係してる? 買い物は投票と似ているね NYNJ代表:能條桃子

第二部では、大きな社会の動きを“ジブン”の日常と結びつけて考えるグループワークを行いました。
第一部ではファッションにまつわる社会問題の構造や改善策についてマクロな視点でトークしましたが、第二部は参加者それぞれのミクロな視点が主役です。
ひとりひとりが日常的に服を買い、着て、手放すことが社会にどんな影響を与えているか?
その行動や意識を変えることが、どう社会に変化をもたらすか?など、ユース同士で語り合いました。

まずはカードを見ながら「いいな」と思った解決方法と、
身近なユースのアクションをシェアしてブレインストーミングしました。

まずはカードを見ながらグループで意見をシェア。

「いいな」と思った意見は…?

その後、理想が現実にならない妨げや障壁の原因を探り、
どうすれば課題を乗り越えられるか全員で考えました。

エシカルはいいこと、と知っていてもなかなか普及しない原因は何だろう? どうすればその課題を無くしたり減らしたりすることが出来るだろう?

最後は参加者一人一人が明日から実践できる自分のアクションを考え、1人ずつ宣言してもらいました。

机上の空論じゃ何も変わらないけど、1人の行動が変われば世界は変わっていく。

あとは実行あるのみ!

参加者は関心も属性も十人十色。大事なのは個々人が自分のアクションにつなげること

今回のジブンゴト会議には、高校生から社会人まで、またその中でも服飾に関わっている方から気軽に来て下さった方まで関心度は様々でしたが、
グループで盛り上がって意見交換をする様子を見ていると自分のアクションに繋げるというイベントの目的は大いに達成されたと思います。

参加してくださったみなさん、ありがとうございました!

今回は「ファッション」をテーマに扱いましたが、
今後も食や文化、育児、ジェンダーといったテーマを扱っていく予定です。

NO YOUTH NO JAPANは、「政治に興味がなくても個人が興味のあるテーマから身近な生活、そして政治を考える
を実現できる場として今後もジブンゴト会議を続けてまいりますので、
ぜひ以下のSNSをチェックしていただけると幸いです。

連絡先
E-mail: noyouth.nojapan(a)gmail.com ((a)を@に)
Instagram: noyouth_nojapan
Twitter: noyouth_nojapan

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