ジーターとウォーカーが殿堂入り ジーターは準満票

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日本時間1月22日、全米野球記者協会による2020年のアメリカ野球殿堂入りの投票結果が発表され、デレク・ジーター(得票率99.7%)とラリー・ウォーカー(得票率76.6%)の2人が殿堂入りラインとなる得票率75%を上回って殿堂入りを決めた。満票選出なるか注目されたジーターは、残念ながら満票には1票だけ届かなかったものの、野手史上最高の得票率で有資格初年度での殿堂入りを達成。一方のウォーカーは、昨年から大幅に得票率を上げ、有資格最終年(10年目)で悲願の殿堂入りを成し遂げた。

殿堂入りを確実視されていたジーターは、満票選出の行方のみが注目されていたが、惜しくもマリアーノ・リベラに次ぐ史上2人目の満票選出はならなかった。しかし、得票率99.7%はケン・グリフィーJr.の99.3%を上回って野手史上最高であり、ヤンキースの正遊撃手かつ主将として活躍したジーターの功績は正当に評価されたと言えるだろう。

ヤンキースのブライアン・キャッシュマンGMは「1992年の全体6位でデレク・ジーターを指名した時点で、彼の才能は際立っていた。しかし、彼を殿堂入り選手へと押し上げたのは、勝利への執念とベストの選手になろうとする強い思いだと思う」とジーターを称賛。ヤンキースで長く監督を務めたジョー・トーレは、自身が監督を務めたチームでベストの選手を尋ねられ、「デレクだよ。簡単なチョイスさ」とジーターの名前を挙げている。

歴代6位となる通算3465安打のほか、オールスター・ゲーム選出14度、ゴールドグラブ賞5度という輝かしい実績を誇り、ワールドシリーズ制覇も5度経験。ここ一番での勝負強さも際立っており、残した数字以上に殿堂入りに相応しい選手だった。

一方、ウォーカーは昨年から得票率を22.9%も上昇させ、ラストチャンスで殿堂入りに辿り着いた。有資格初年度(2011年)の得票率20.3%からスタートし、一時は得票率を10.2%(2014年)まで落としたが、通算打率.313、OPS.965、3度の首位打者、7度のゴールドグラブ賞、そしてカナダ出身者では初のMVP(1997年)という偉大な実績を高く評価される形となった。

全米野球記者協会のジャック・オコンネル代表から「今回は得票率が不足していなかったことをお知らせします」との連絡を受けたウォーカーは大喜び。そして、「(元チームメイトの)トッド・ヘルトンは殿堂入りに値する選手だと思う。ノーラン・アレナードも現時点でのキャリアを考えれば殿堂入りに相応しい」と語り、ロッキーズからさらなる殿堂入り選手が誕生することを期待した。