ブレーブスが主砲確保 オズーナを1年1800万ドルで獲得

日本時間1月22日、ブレーブスはフリーエージェントの外野手、マーセル・オズーナと年俸1800万ドルの1年契約を結んだことを発表した。ジョシュ・ドナルドソンとの再契約に失敗したブレーブスは、フレディ・フリーマンの後ろを打つ四番打者が不在となっていたが、オズーナ獲得によってドナルドソンの穴埋めに成功。正左翼手としての起用が予想されている。

現在29歳のオズーナは、マーリンズ時代の2017年に打率.312、37本塁打、124打点、OPS.924という自己最高のシーズンを過ごし、同年オフにトレードでカージナルスへ移籍。カージナルスでは得点力アップの切り札として期待されたものの、2018年は打率.280、23本塁打、88打点、OPS.758、昨季は打率.241、29本塁打、89打点、OPS.800と物足りない働きに終始した。

昨オフ、ブレーブスは故障からの復活を目指すドナルドソンと1年契約を結んで大成功を収めたが、それと同様の形でオズーナを迎え入れることになった。一方のオズーナも、すでにカージナルスからクオリファイング・オファーを受けているため、来オフは同オファーの対象とならず、今季好成績を収めることができれば、1年後に再びフリーエージェントとなった際に好条件の契約を期待できる。なお、今回の契約成立により、カージナルスは今年のドラフトで戦力均衡ラウンドBのあとに補償指名権を獲得し、ブレーブスは3番目に高い順位の指名権とインターナショナル・ボーナスプール・マネー50万ドルを喪失している。

ブレーブスの外野陣は左翼にオズーナ、中堅にエンダー・インシアーテ、右翼にロナルド・アクーニャJr.が入る布陣が基本となり、左腕との対戦時には左打者のインシアーテがベンチに下がって中堅にアクーニャJr.、右翼にアダム・デュバルが入ることが予想される。通算2355安打を誇るニック・マーケイキスは外野の控えとして、主力外野手の休養時に左翼や右翼に入ることになりそうだ。

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