「天然ひらめ」長崎県庁でお披露目 平戸観光協会 解体や試食でPR

「平戸天然ひらめ」の解体に見入る人たち=県庁

 長崎県平戸市の冬の味覚として知られる「平戸天然ひらめ」のお披露目会が21日、長崎市の県庁1階エントランスホールであった。100人以上が集まり、平戸で水揚げされたヒラメの解体実演と試食を楽しんだ。
 平戸市で開催中の「平戸ひらめまつり」をPRするため、平戸観光協会が主催した。同市の志々伎漁協によると、同市で漁獲されるヒラメの漁期は1~3月。対馬海流とリマン海流が重なる荒波にもまれ、身が引き締まって甘いのが特長。
 この日は、約5キロの「座布団ひらめ」が解体され、刺し身や茶漬けが振る舞われた。長崎市の会社員、永田幸一郎さん(38)と息子の陸翔ちゃん(2)は「おいしい」と笑顔で話した。
 同まつりは24回目。平戸市内21の飲食店や宿泊施設がさまざまなヒラメ料理を提供している。3月31日まで。同協会は「高級魚の天然ヒラメがお手頃価格で味わえる。平戸に来て楽しんでもらいたい」としている。

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