Rソックス・ペドロイア 左膝の故障が再発 引退の可能性も

左膝の故障からの復活を目指すダスティン・ペドロイア(レッドソックス)だが、日本時間1月22日、レッドソックス広報のケビン・グレッグは「左膝のリハビリ中に故障が再発した。スプリング・トレーニングに参加できるかどうかわからない」とペドロイアの現状を明らかにした。地元紙ボストン・グローブのピート・エイブラハムもペドロイアの故障再発を報じている。

左膝の故障により2018年はわずか3試合、昨季も6試合にしか出場できなかったペドロイアだが、レッドソックスは昨年11月の時点ではペドロイアがどこかのタイミングで戦列に復帰できる見込みであることを明らかにしていた。しかし、戦列復帰に向けてのリハビリを続けるなかで故障が再発。ペドロイアは現在、左膝に違和感と炎症があり、キャリア続行には暗雲が立ち込めている。

ペドロイアは現在36歳。レッドソックスとの契約は2年残っており、今季は年俸1300万ドル、来季は年俸1200万ドルを手にする予定となっている。しかし、ペドロイアは現役を続行してレッドソックスにとどまるか、現役生活に見切りをつけて家族と過ごす時間を優先するか、2つの選択肢の間で揺れており、現役引退を選択する可能性もあると見られる。

レッドソックスは、2016年シーズン終了以降に4度の左膝の手術を受けているペドロイアが今季も満足にプレイできない場合に備え、昨年12月に1年300万ドルでホゼ・ペラザと契約。現時点ではペラザが正二塁手を務める予定だ。

2007年に打率.317をマークして新人王を受賞したペドロイアは、翌2008年に自己最高の打率.326を記録してMVPに選出。その後もリーグを代表する二塁手として活躍を続け、オールスター・ゲームに4度選出されたほか、シルバースラッガー賞を1度、ゴールドグラブ賞を4度受賞した。レッドソックス一筋14年のメジャー生活では、通算1805安打、打率.299、OPS.805を記録している。

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