あの「シャブ山シャブ子」さんがパンクロッカーに!? 山口百恵と美空ひばりを超えてAmazon配信第一位!!

シャブ山さんがバンクスに

「シャブ山シャブ子17歳です」。

2018年に『相棒season17』(テレビ朝日系)第4話でシャブ山シャブ子を怪演して、瞬間視聴率女王に輝いた女優・江藤あやのミニアルバム「彩‐irodori-」が、美空ひばり、山口百恵をおさえて、Amazon配信一位に輝いた。2019年にシンガーソングライターの松井まさみちのプロデュースで歌手デビュー。愛知県知多市出身の有名人として、「知多市ふるさと観光大使」に就任。

今は、『ブスの瞳に恋してる2019〜The Voice』(フジテレビ毎週月曜日、24:55〜)にレギュラー出演中。EXILE NAOTOの所属する声優事務所の社長(駿河太郎)の秘書役、東村役を演じている。

1月17日にはミニアルバム「彩‐irodori-」を発売記念して、「江藤あや・松井まさみち 2マンLIVE!」が東京吉祥寺 MANDA-LA2(マンダラ2)で開催された。昭和風のワンピースに身を包み、ステージに登場すると、

「シャブ山シャブ子17歳です」

パンクロックの精神が垣間見れた。ミニアルバム発売は有言実行だった。昨年、ラジオ番組のゲストに出演した時に、『アルバム出します』と抱負を語り、音楽業界斜陽の時代に、不屈の精神の有言実行で栄冠を勝ち取った。

作曲プロデュースを担当する松井まさみちは、フォークトリオ「三叉路」のメンバー。渥美清主演「男はつらいよ」の影響を受けて、27歳の時に、ギターと寝袋を持って弾き語り放浪の旅に出た。ミュージシャンや役者の友人達が夢を諦めて、就職していく中、所持金2000円を使い果たして熱海に行き、弾き語り演奏の投げ銭で、交通費、宿泊費等を稼いで戻って来れたら音楽を続けようと賭けに出た。

身長と声は高いが、腰は低いプロデューサー松井は「男はつらいよ」をカバーして、会場を盛り上げた。一方で、江藤あやは、楽曲が始まると、ドラマや演劇とは違った様子だ。
「アーティスト活動は役を演じるわけではなく、素の部分が出るので緊張します。でも、今年は『素のままで生きる』がテーマなのでライブでもそのまんまの自分を出していこうと思ってます」と本サイトの取材に江藤は答えた。

中京テレビで高田純次の番組のレポーターをやっていた実績もある江藤のMCは面白い。木村拓哉と真田広之を足して2で割ったようなルックスの歳下の彼氏と別れたり、復縁したりの繰り返し。良い女になって見返してやると思う矢先に訃報が入った。という過去の恋愛話を暴露。

彼氏にプロレス技をかけられた等のエピソードで笑いをとりながらも、切なく「砂時計」を歌い上げ、観客を感動させた。

「ひとりごと」の前に小芝居を入れる等、役者魂も垣間見れた。知多市を舞台にした楽曲「名鉄線に揺られて」をラストナンバーとして歌い、ダンサー・吉岡麻由子とのコラボで観客を魅了。最後は、出演者全員で「三叉路」の「ぇーる」。松井まさみち、江藤あやの他、サポートギターの千田恭平とオープニングアクト戸田雄大、司会は歌織。

多くの表現チャンネルを持つ江藤あやは、現在は事務所に所属せずにフリーランスで活躍中だ。(文◎野島茂朗)

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