書き損じはがきで世界の子どもに学びの場

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書き損じはがきの回収を呼び掛ける紀南ユネスコ協会の濵野公二会長

 世界中の教育機会に恵まれない子どもたちを支援しようと、和歌山県の紀南ユネスコ協会(濵野公二会長)は、書き損じはがきを募集している。1989年から続く「ユネスコ世界寺子屋運動」の一環で、集めたはがきを募金に換える。2月28日まで。

 日本ユネスコ協会連盟によると、世界には学校に行けない子どもが約6400万人、文字の読み書きができない15歳以上が約7億5千万人いる(昨年12月現在)。運動は、こうした人たちに学びの場を提供することを目的に実施している。11枚の書き損じはがきで、カンボジアでは1人が1カ月学校に通えるという。

 書き間違えたり、使わなかったりした切手付きの年賀はがきや官製はがきのほか、未使用切手やプリペイドカード(テレホンカード含む)を回収する。紀南ユネスコ協会は昨年、約15万円分を寄付した。

 田辺・西牟婁の小中学校にもポスターや回収箱を届けており、毎年協力してくれる学校もあるという。

 濵野会長は「家に眠っているはがきがあればぜひ寄付してほしい」と話している。

 はがきは、紀南ユネスコ協会事務局の田辺市教育委員会生涯学習課(郵便番号646―0028 田辺市高雄1丁目23の1)に郵送または持参すればよい。

 問い合わせは、生涯学習課(0739.26.4908)へ。 首里城再建へ寄付

 紀南ユネスコ協会はこのほど、昨年10月の火災で正殿などが焼失した首里城(那覇市)の再建に役立ててもらおうと、集めた募金9万6622円を日本ユネスコ協会連盟を通じて寄付した。

 昨年11月にあった田辺市生涯学習フェスティバル(実行委員会主催)で募金活動をしたほか、チャリティーバザーも実施した。