ボルグワーナー製バッテリーパック 電動化コンポーネンツをフルラインアップ

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グローバル・サプライヤーのボルグワーナーは2020年1月15日、東京のビッグサイトで開催された「オートモーティブワールド」に出展し、メディア向けにボルグワーナー・ジャパンの三島邦彦社長が最新の動向に関するプレゼンテーションを行なった。

プレゼンテ-ションを行なったボルグワーナー・ジャパンの三島邦彦社長

高性能リチウムイオン・バッテリーパックを初公開

ボルグワーナーは、内燃エンジン用の様々な部品の大手メーカーで、近年は、CO2削減のために内燃エンジンの高効率化と電動化が進み、そのための製品拡充を行なっている。また内燃エンジン用の主要なコンポーネンツや、電動化のユニット類はすべて自社開発・製造を行ない、フルラインアップ化しているところがボルグワーナーの強みになっている。

ハイブリッド用コンポーネンツ
EV用コンポーネンツ

2019年5月にボルグワーナーが、アメリカのベンチャー企業であるロメオ・パワーテクノロジーと合弁会社を設立し、新たに開発したリチウムイオン・バッテリーパックを今回、日本で初公開した。このバッテリーパックは、ハイブリッド車、EV向けで、小型・軽量で、オリジナルのアルゴリズムを持つ電池制御システムや冷却システムにより、高容量、高密度であることと寿命の長さに特長がある。なおリチウムイオン・バッテリーのセルはSK製など韓国製を使用しているという。

日本初公開のリチウムイオン・バッテリーパック

このバッテリー・パックをラインアップしたことで、ボルグワーナーは、電動モーター、パワーエレクトロニクス、統合電動駆動ユニットなど、ハイブリッド車や電気自動車に必要なコンポーネンツをすべてラインアップし、コンポーネンツ単体でも、電気駆動システムとしても自動車メーカーに納入が可能になったわけだ。

また電気駆動システムをすべてラインアップしているため、システム全体での高効率化を追求し、電気自動車の航続距離の課題でもバッテリーの搭載容量を増加させるのではなく、システム全体でのエネルギーフローの高効率により、より長距離走行を可能にするとしている。

オートモーティブワールドの出展内容

ボルグワーナーは、オートモーティブワールドに、このバッテリーパックの他に、電動化システム部品として、マイルドハイブリッド用48V・モーター/ジェネレーター(ISG)、高電圧のP2駆動モーター・ユニット、モーター制御ユニット、モーター、減速機を一体化した統合電気駆動ドライブ・モジュールを出展した。

統合電気駆動ドライブ・モジュール
P2配置の駆動モーター・モジュール。2020年このユニットを搭載したハイブリッド乗用車がデビューする

またタービンと同一のシャフトに取り付けられたモーター発電機とパワーエレクトロニクスを統合した電動ターボチャージャー「eターボ」も出展。低回転域ではモーターはがターボをアシストし、排気圧が高い状態ではタービンの回転によりモーターが発電機として機能する機電一体型のターボだ。

排気熱回収システム(左)とe-ターボ

また、内燃エンジンの効率を高める排気熱回収システムや、電気自動車のキャビン暖房用の高効率PTCヒーターなども展示された。

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