新型コロナウイルスによる肺炎で17人死亡 武漢市政府、武漢に来ないよう呼びかけ

中国・武漢で拡大している新型コロナウイルスが原因の肺炎による死者は、報道によると、17人に拡大した。

1月22日の中国国家衛生健康委員会の発表では、1月22日午前0時までに、新型コロナウイルスが原因の肺炎の確定症例は440例、死亡例は9例(現在は17例)となった。症例は主に武漢と関連があり、人から人、医療従事者への感染が発生している。武漢市人民政府は感染拡大防止のため、武漢以外の人については武漢に来ないように、武漢の市民は特殊な状況がない限り武漢を離れないよう呼びかけている。

これまでに、日本、タイ、韓国、台湾、アメリカ、マカオで確定例が発生している。香港では118例の疑いがあり、うち88例は退院、30例は入院中だという。

日本の外務省は、1月21日に中国全土に感染症危険情報を発出した。厚生労働省も、武漢からの帰国・入国者に対し、咳や発熱の症状がある場合は、検疫官に自己申告するよう求めている。

香港政府は警戒レベルを3段階の2番目とし、21日から武漢からの直行便利用者に対し、報告書の記入を求めている。

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