教皇「共に平和への道を」 中村知事、バチカンで謁見

被爆地訪問や世界遺産登録に謝意

©株式会社長崎新聞社

ローマ教皇フランシスコ(左)の一般謁見に参列する中村知事=22日、バチカン(長崎県提供)

 訪欧中の中村法道長崎県知事らは22日、キリスト教カトリックの総本山バチカンを訪れ、ローマ教皇フランシスコの一般謁見(えっけん)に参列した。中村知事は、教皇が昨年11月に被爆地・長崎を訪れ、核兵器廃絶と平和へのメッセージを発信したことや、「長崎と天草地方の潜伏キリシタン関連遺産」の世界文化遺産登録への支持に謝意を示した。
 県によると、一般謁見はサンピエトロ大聖堂近くのホールであった。瀬川光之県議会議長、長崎市の高宮茂隆副市長、佐藤正洋市議会議長らも参列。中村知事は教皇と握手し、核兵器廃絶に向けたメッセージや世界遺産登録への力添えに「ありがとうございます」と感謝の言葉を伝えた。
 その上で「そうした歴史や体験を生かしながら世界平和の実現に向けて、その思いを発信し続けていくので、これからも長崎県を心に留めてください」と要望。教皇は「再会できて本当にうれしい。これからも共に平和への道を歩み続けていきましょう」と応じた。県が持参した色紙には「親愛なる長崎県の皆さまへ」とのメッセージを書いてもらったという。
 中村知事が一般謁見に参列するのは2015年以来、2度目。